第一話『異世界ついたから魔王城に行こう!え?違う?』
題名基本的にふざけるつもりです
No.4さんの導きの元
壮大な草原にたどり着いた
辺り一体に広がる大地、遠くに見える街並み
そしてすぐ側にある大きな黒いお城が見える
なんかすごく闇のオーラが凄いけど・・・・最初のダンジョン?
「あれは魔王城ですよーラスボスがいますね」
「魔王城!?ラスボスがいる所って普通最後らへんにありません!?」
「まあ、最初の村にいる人達が魔王を倒せるわけが無いって感覚なんじゃないですか?最後までダンジョンクリアしたあとわざわざ遠い魔王城まで行かないといけないめんどくささからあまり挑む人もいないそうですよ〜」
な、なるほど・・・?
でも魔王は悪いことしてるから勇者とか倒しにこないのかな?
「それがですね〜こちらも困ったことに今の魔王は優しくて悪さが一切起きないんですよね〜」
悪さをしない魔王!?それ需要ある!?
だから世界が平和ってこと?
異世界転生したからにはハラハラドキドキものを経験したいけど・・・・
ってことは魔王城付近に行っても問題ナッシングってことだよね!
「あれ?何処に行かれるんです?最初の街の方角ではないですよ?」
「魔王城ってちょっと憧れるじゃないですか!ちょっと近くで見てみたいんです!」
「いくら魔王が温厚でも、魔物は凶暴ですよー!?」
No.4さんの忠告を無視して私は魔王城の近くまで行き
厨二をくすぐる超かっこいいなぁ・・・・
絶対魔王はイケメンがいいなぁ〜
私は生前アイドルの追っかけをするほどイケメンが大好きだ
だからついイケメンを見ると目も体も追いかけてしまい、たまに警察に話しかけられたこともあったが
ここではそういことないでしょう!!!
「静香さん!上!上!」
No.4さんが何か言っているのに気づいた頃には
狼みたいな魔物に殴り飛ばされ壁に打ち付けられる
私の目の前に表示された体力ゲージが1まで下がる
うわっ、もう少しで死ぬとこだった・・・・
「ケケケケ、こんなところに活きのいい女がいるとわな!まだレベル1じゃねぇか!こいつはいい・・・ここで食ってやるぜ!」
痛すぎて逃げる力も出ない・・・・
No.4さんはアタフタして間に合わなそう
あぁお母さん!私は死んだ後もすぐに死ぬ雑魚なのかな!?
調子に乗ってたのが馬鹿みたい・・・・
覚悟を決めて目を瞑ると鼓膜が破れるくらいのでかい音が聞こえた
びっくりしてすぐ目を開けると目の前にカッコイイイケメンな人が立ち塞がるように立っていた
「何をしている。いつ誰が人間を食えと命令した」
「ヒッ!魔王様!?失礼しました!!!」
魔物は即座に逃げ出し、魔王と呼ばれた人は私の手を掴み立たせてから
ポケットから草を取り出し「これ飲める?」と優しく微笑んでくれる
私はその草をモシャモシャと食べると痛みが一気に和らぐ。少し苦いが、これは薬草と呼ばれる回復アイテムだろう
「静香さん!大丈夫ですか!?」
「案内人か?初心者だから貴方が導かないとダメだろう?ここにいては危険だ。私が町まで送ってやろう」
「え!?魔王様が直々に!?」
No.4さんと魔王さんが話してる内容はあまり聞こえてない。
何故なら・・・・・そう・・・・・
この人・・・・・私の趣味ドストライクなのだ・・・・♡
「あの・・・・魔王さん」
「静香、と呼ばれる者よ、歩けるか?痛むなら背負うが・・・」
「はぁ・・・・好き♡」
「ん?」 「へ?」
「私!魔王様が好きになっちゃった!!結婚してください!!!」
いや本当に自分で書いててこの主人公何言ってんだ?って思いました笑