第十三話『もう僧侶ってレベルじゃねーぞおい!』
なんか題名毎回ふざけてんのジワるなw
「魔王軍とも戦ったことあるだと・・・・!?天の騎士軍どもってことか!何故こんなところに・・・!おいお前ら!いつまで寝てやがる!さっさと起きやがれ!」
周りの魔物が起き上がる前に私はボスの目の前まで来て
傘の矛先をボスの目の前に突き刺す
ボスは怖気づいて尻餅をつく
「貴方の目的は何?桜を集めて何をするつもりなの?」
「ヒィー!?俺は魔王軍幹部に頼まれただけなんだ!英気を集めればそれだけでいいとしか言われてない!」
「魔王軍幹部!?それって誰!?」
「え?確か名前は・・・・・ぐっ!?」
ボスが魔王軍幹部の名前を言おうとすると
魔法のようなものが首周りに発動し、首を締め付け始めた
私は咄嗟にその魔法を解こうとするが
何も出来ず、ボスは窒息死してしまった
その瞬間にようやくリッタとルシファー様がここに辿り着いた
「静香〜?大丈夫か〜ってなんだこれ!?全員死んでんじゃねぇか!?」
「静香、怪我はない?」
「あ、皆遅ーい!はい!ダメージ一つもありません!」
「かー、この量一人で倒したってか?もう僧侶ってレベルじゃねーぞおい!」
「いいんですー!僧侶は肩書きだけなんですー!」
「まあいい、さっさとこの桜を返しに行こう。お爺ちゃんが喜ぶよ」
2人が帰る後ろ姿を見て
何故か私は、魔王幹部が関わってることは言わないことにした
なんだか・・・・不思議と・・・・・
私はふと後ろを振り返ると
何もない壁の前に仮面をつけた小さい女の子が立っていた
さっきまでそこにいなかったのに、どこから来たんだろう?と近づこうとすると
「・・・・・・・・・っと・・・・・・・るよね」
凄く聞こえにくい声が聞こえ
笑いかけた・・・・気がした
突風が吹き、桜が舞い散るその姿はまるで
神のような・・・神秘的な感じがした
気がついた頃には少女はいなかったけど
あの子は何故か・・・・前にも会った気がした
「おーい静華?何してんだー?」
「あ!ごめん!すぐ行く!」