序章
やっと新作投稿出来ました!
よろしくお願いします!
『また死者か・・・・・今度はどうする?』
『今度は高校生とは・・・あぁおいたわしや・・・・・』
『次は天国じゃないっすか?』
『いやいや、異世界がいいに決まってるっすよ!」
『いやいやいや!天国でゆっくりさせるほうがいいでしょうよ!』
「静粛に!!」
スーツを着た老若男女の人達が話し合う中
長机の一番端中央にいた女性が小さいハンマーでコン!と机を叩く
一瞬で静かになってから、ため息を吐く
「彼女本人に任せれば良いでしょう。我々で決めることではありません。No.4よ」
「はいっ、ここに」
「貴方が導いてあげなさい。任せましたよ」
「おお!ついに初仕事ですね!お任せあれ!」
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・・・・ここは・・・何処だ・・・?
体中がフワフワ浮いた感覚・・・・
ああそうか・・・・私道路に飛び出した子供を助けて車に轢かれたんだ
あの子大丈夫だったかな?・・・・ここはもしや天国なのかな?
「こんにちは!迷える子羊よ!我が名は天使No.4!貴方を導く者であーる!」
急に目の前に現れたやたら元気な女性は
私の手を引いて立たせてくれる
えっと・・・・No.4さん?これは一体?
「貴方のお察し通り!残念ながら貴方は死んでしまいました・・・・ですが貴方はまだ選ぶ権利があるのです!」
選ぶ・・・権利?
もしかして・・・・
「異世界に行けるんですか!!?!?」
「ん?急に元気になりましたね?勿論いけますよ〜?行きたいんですか?」
「行きたいです!異世界転生なんて高校生は誰もが夢見るものですよ!」
「ほえー、そんなもんなんですね〜じゃあ異世界に決定ですね!早速手続きを開始しまーす♪」
No.4さんは嬉しそうにモニターを出すと
私の体をスキャンさせ、高校時代の恥ずかしい学歴や身体能力が一気に出てきて
適正職業は武闘家と書かれていた
自慢じゃないが、私は足が速い。というより身体能力が高い
体力検査があった際は女子でずば抜けていたと思う
学歴は・・・・・本当に恥ずかしいので聞かないでほしい
「説明遅れましたが、異世界はよくあるロールプレイングゲームのような世界観で、職業を決め、色んな人とパーティーを組んで魔王を倒すのが目的です。その職業を決めるのですが・・・・体術を得意とする武闘家が適正みたいですね!どうされます?」
ずらりと並んだありきたりの職業から聞いたことないような職業まで書いてあるのを見て
じっとしてるのが好きではない私は多分武闘家が向いてるとは思う
・・・・なーーーんかありきたりだよなぁ
この僧侶ってやつは何?
「僧侶は回復魔法を得意とする援護型ですね!動くことが苦手な人が主になる人が多いですね〜」
動かないことの方が苦手な私には似合わない気がするが・・・
この衣装・・・めっっっっっちゃんこかわいいいい!!!
なにこのおしとやかですよーみたいな衣装!(ただの偏見)
私おしとやかになりたくてめっちゃファッションとか探してたけど
これ一番ビビって来た!
「私僧侶になりたいです!出来ますか?」
「えー、一番適正ないって書いてますけど〜まあ人の自由ですし、出来ますよ!お任せください!」
やった!第二の人生を謳歌するためにイケメンとかめっちゃ集めて
大野静香、17才!僧侶で超リア充になってやる!
なるべく毎日投稿しようと思ってますので次回もお楽しみに!