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高手無情解脱之拳  作者: 東武瑛
2/9

山道を馬に乗り蔡の娘が走っていく。

滝の側に山寺が見えて来た。

寺の中では不精髭を生やした男が横になり居眠りをしていた。

蔡の娘は寺の前で馬から降り、入り口に立った。

男はうっすらと眼を開けた。

「方」

「どうした?杏」方が聞く。

「父が殺されました」

「誰に殺られた?」

「黄と言ってました」

方は身を起こした。

「復讐に来たんだな」

方は幼い頃、道場で蔡が黄の父親を倒した事を思い出した。

「父の仇を討ちたいから力を貸して」杏が言う。「興味がない」と方は答えた。

「どうして?」と杏が聞く。方は「俺は破門になった。だからもう先生とは関係ない」と言った。

「わかりました」と言うと杏は寺を出て馬に乗り去って行った。

その姿を見た後、方は引き出しを開け、小刀を何本か取りだし、柱に投げつけた。

そして、柱に刺さった小刀を抜くと懐に入れ、寺を出て山道を歩いて行った。

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