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高手無情解脱之拳  作者: 東武瑛
1/9

黄の復讐

明末清初の中国

広東のとある武館

ドカーン

という音と共に門の扉を蹴飛ばして男達が道場に入って来た。

「道場主の蔡と試合がしたい。蔡に黄が来たと伝えろ」 

黄は中庭で武術の稽古をしていた者達に言った。

「どうしました?」部屋の奥から女が出てきた。

「蔡の娘か?親父に伝えろ。黄が来たとな」

「父は病に伏せっています」

「そんな事関係ない。やれ」黄が言うと男達は中庭で暴れ出した。

「何の騒ぎだ」部屋の奥から蔡が現れた。

「蔡。よくぞ生きていた。父上の仇だ。戦え」黄が言うと「わかった。相手しよう」と蔡は言った。

「お父さん。だめよ。病気じゃないの」と蔡の娘が言うと「お前は黙ってろ。黄。掛かって来い」と蔡は言った。

「よくぞ言った」黄は連続してサイドキックを出した。

「ウグッ」胸板を蹴られた蔡は血を吐いた。

続いて黄の後ろ廻し蹴りが蔡の顔面にヒットする。

蔡はよろけながら倒れた。

黄は飛び上がり、蔡の腹部に着地し止めを刺した。

「お父さん」蔡の娘が叫ぶ。

「ウハハハハハ」黄は高笑いしながら男達を引き連れ、去って行った。

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