前へ目次 次へ 8/84 『絶叫城殺人事件』ミステリマトリックス インパク知の2・3 (インパクト:2 知的:3) 我々の住むリアルな世界と、フィクショナルな不可能犯罪。有栖川の書く火村シリーズは、いつもそのせめぎ合いギリギリを狙ってきます。起きる事件は現実的過ぎず、荒唐無稽過ぎず。展開される推理は、複雑過ぎず、安易過ぎず。トリックに極端な「バカ」要素もない(有栖川作品全般に全くない、とは言いませんが 笑)。初めて本格ミステリを読む、という方にも安心してお勧め出来る作品なのではないでしょうか。