前へ目次 次へ 36/84 『殺しの双曲線』ミステリマトリックス バカシブの2・2 (渋い:2 バカ:2) 言っても一般に読まれている率、知名度とも恐らくミステリ作家ではナンバーワンの西村京太郎。書く作品はマトリックスのどの方向にも極端な作風にはならないし、しません。マトリックスが大きくどこかに寄るということは、必然読者を選んでしまうという意味も出てきてしまいますから。西村京太郎の神髄は中庸(X、Y軸ともゼロ)にあると思いますが、トリックの大胆さと舞台装置の外連味で「渋い」と「バカ」に2ずつ振りました。