第1話 出会い
初作品です。純愛モノになる予定ですが、あくまで予定です。週に一度は更新するつもりなのですが、忙しくて不定期更新になっていくかなと思います。最後まで付き合っていただけると幸いです。
「じゃあなショーマ!また明日!」
「おう、また明日!」
親友である新城雄斗と別れ、一人帰路につく
いつもの帰り道、ふと公園を見てみるとボールで遊んでいる子供が目に入った
「いいなあ、子供は。遊ぶのが仕事みたいなもんだし」
毎日毎日同じセリフをつぶやき同じように過ぎていくと思っていた
ボールが転がっていき、子供は追いつこうと必死にかけていく
「あ、あれ?なんで?」
目の前には停止したトラック
そばには転がっているボール
腕の中の子供はまだ震えている
「リョータ!大丈夫か?」
心配した子供が駆け寄り、リョータと呼ばれた子供は腕の中からあたふたと出ていく
「おにぃさん、ありがとうございます」
「……え、ああ…」
冷静に返事できなかった
ボールを追いかけた男の子が車に轢かれそうになる
どこぞの漫画のような状況に居合わせた俺は思わず動いていた
----轢かれる、と思った
子供を抱えたとき、思いの外トラックの速度が早いことに気づいた
それなのにトラックは止まっていた、止まれるはずないのに
「す、すす、すみません!けが、お怪我はありませんか!?」
トラックの運転手が白い顔をしてこちらを見てくる
「あ、いえ、こちらこそ急で…すみません」
なんとか冷静さを取り戻し、答えながらちらっと子供を見るとその向こう、公園の反対側の道路に制服を着た女の子が立っていた
こちらを見ていたが、すぐに前を向いて歩いて去っていく
「あれは、確か…」
佐藤さん…だっけ?
昨日のことを思い出しながら俺は佐藤さん…佐藤 雫さんを見ていた
「はよっす。ん?どうしたんだボーッとして。あれは…佐藤か?惚れたのか?」
「別にそうじゃないよ。昨日帰りに見かけたから。少し…」
「まじか!?とうとうお前にも好きな人ができたのか!」
うるさい奴は無視する
ただちょっと気になるだけだというのに、昨日とは雰囲気が違う…ような…
「お、こっち見た。目があったんじゃないか?」
「そっか…目に…」
……光がないんだ
と我ながら不思議なことを考えた
昨日は確かに、少しではあるが、瞳に光を宿していた気がする
それがどうしてか今日はない
それがどうしようもなく気になってしまった
初投稿です。緊張します。話の流れがわかるまでもうしばらく待ってくださいね




