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War Game  ~序章~  作者: フラップ
6月の運動会
8/12

レストラン

あれからフレイとは何回も組んだ。


フレイのF-5が損傷して胴体着陸したときには今は使ってないF-5を安く譲ったりした。


かなり感謝されたが使わないものを手放しただけなのであまり気にしなかった


今日、話がしたいというので、町のレストランで話すことになった


彼女の車に乗りこむ


今日いくレストランは中華料理だった。


門番に外出許可証を見せ、外に出る。


車で1時間走った頃に町が見えてきた


中華料理店にはいる


コースを予約していた。


席につく


彼女は僕を真っ直ぐ見ていた


「クフィルはどう?」


彼女が聞いてきた


「パワーがある」


「それと...翼面積が大きい。普通の開発者だったら後退角を大きくして速度を稼ぐ。だが、ミラージュは翼面積を増やして揚力を稼いだ。クフィルはエンジンをJ79にした、これで速度も機動力も稼いだ。それにカナードもついてる。」


「それにタフだ。脚のストロークも長い」


「そっちは?」


逆に聞いた。


「舵角を増やしてたでしょ」


「ああ」


「それと...缶受けがついてる」


「まあな、気に入らなかったらはずしていい」


「そんな話がしたいのか?」


「いいえ...違うの」


「わたしが話したいのは...この、戦争のことよ」


「この戦争は、とある独裁国家に軍のやく半分がクーデターを起こしたのが始まり。そしてそこのバックに東側と西側がそれぞれがついた。そのあとにソ連が崩壊して戦争が終わりそうになったときには、世界中の貴族や大富豪や闇組織が武器や金を横流ししてたの。」


「へえ」


「それで平和になっちゃ困る人間がこの戦争を続けさせた。武器は武器商人を通じて仕入れ、兵は傭兵として雇うの。例えば、志願したり、借金のカタで無理矢理入れたりしている」


「初耳だ」


「ええ、知ってる人も少ないわ。

それで、貴方はどうしてはいったの?」


「君は?」


「私は借金よ」


「僕はどうしてかわからないよ」


「ほんとに?」


「嘘」


僕はおどけて言った。


「自分を騙せなかったんだ。」


「当たり前のように生きている現実に溶け込めなかったんだ。いつも死んでる気がした」


きっと僕はばか野郎だったんだ


他人を殺すことで


自分の命を確かめているんだ。


「自分を確かめに来たんだ」


僕がエースなのは人を殺してるからじゃなく自分をいかしてるからなんだろう。


戦争を信じるのと


平和を信じるのと


どう違う?


戦前の熱狂的な戦争賛美と


現在の熱狂的な平和賛美と


どう違うのだろう?


考えてみたけど


答えはでなかった

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