↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
War Game  ~序章~  作者: フラップ
6月の運動会
PR
12/12

エピローグ

 あのカミカゼには悪魔が乗っていた


 どんなにうまいパイロットでも、急降下突入時には機首上げの前に操縦悍を動かしてしまうものだ


 それなのにあのカミカゼは突入時まで補正以外には使わなかったんだ


 あれは…きれいだった


 あれに乗っていたパイロットが空中戦を挑んで来たら


 俺は勝てなかっただろう


 逆に


 俺があのカミカゼパイロットだったら


 俺は死んでいるだろう


 並みの…いや一騎当千のエースパイロットが、最新鋭機で挑んできてもアメリカの防衛網は崩せないだろう


 それを、奴はやってのけたんだ


 相手はクフィルに乗っていた


 そのクフィルはどこからともなくあらわれてワシントンについた途端上昇して、逆落としに攻撃してきたんだ


 奴がホワイトハウスに突入するとき、俺らは何もできなかった


 ミサイルは撃った


 だが、F-15のAN/APG-63レーダーは進行方向に垂直に動いている物体は捕捉しにくい


 AIM-120は使えない。


 サイドワインダーは撃った。だが、届かなかった


 急降下で堕ちていく機体は墜とそうとしなくても墜ちる。


 だから、墜ちていく機体を落とす武器はない


 急降下するクフィルに追いつけなかったんだ


 奴が突入する瞬間を俺は見ていない


 スプリット・Sで逃げたんだ


 ただ、やばい と思ったんだ


 すごかった


 ホワイトハウスが火に包まれ


 そこからドーム状の火が広がって


 俺はアフター・バーナーを開いて逃げた


 衝撃波が天使の輪のようだった


 すごい勢いで衝撃波が広がって


 逃げ切れなかった


 いきなり突き上げられるような衝撃


 赤いドームはワシントンを包み込んでいた。


 俺は基地に帰った


 夢を見てるみたいだった。


 基地について、誘導路から抜けて、エプロンに停まった


 いきなり涙がこみ上げてきた


 泣いた


 大泣きした


 夕日が


 揚がっていた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。