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ただの一般人、創造神になり世界を救う  作者: なたなた
1章 変革のブルーム王国
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第7話 神様は人をボコボコする

俺はレアル・ムルシア王国を目指すべく、歩を進めた。


とりあえずまずは国境周辺で情報を集めて見ようと思う。


王都シャーシからは距離があるのでテレポートで移動した。


情報収集のために国境近辺の都市の近くにテレポートしたが、とても騒がしい。


「なにが起きている?」


状況確認のため、とても高い木の上に登り街を観察すると街で略奪行為が起きていた。


盗賊が略奪しているのかと思ったが、身につけている装備が軽装ではあるがしっかりしている。


盗賊とは思えない装備だ、そして統率もとれている。


盗賊だったら殺人、誘拐、略奪と、やりたい放題するはずだが、彼らは手足を縛った住民達を1箇所に集めて見張り、残りの者が物品を略奪している。


人は殺して居ないようだったが、略奪行為を見逃すことは出来ないのでボコボコに殴って追い出そう。


殺しはしない、ボコボコにするだけ。


俺は都市に入り敵をボコボコにした。


ただ俺が手加減して殴っても骨が粉砕するので拳に治癒魔法を纏わせて粉砕骨折しないようにした。


敵は外傷はないのに一生味会うことの無い痛みだけを受けていることに理解が追いつかず反撃が出来ないままボコボコにされた。


全員殴ると負傷者を連れていく人が居なくなるのでリーダー格であろう数人を殴り倒すと下っ端のもの達が気絶した上官を連れて撤退していった。


ショック死した奴は蘇生したので死人は出していない。


縛られた住民達を解放した。


「向こうの集団は怪我人のようだし治癒しなきゃな」


住民の大体は乱暴はされて居なかったのだが、反抗して返り討ちにあった住民と警備兵も居たのでその人達を治療して、警備兵の隊長に事の経緯を説明してもらった。


「疲れている所悪いんだが、状況説明してもらっても良いかな?」


「はい、大丈夫です。では、我々のことと何故このような状況になったのかを説明致します。」


「現在、レアル・ムルシア王国との国境周辺では、略奪行為が横行しており、ブルーム王国軍騎士団が派遣されています。私もその中の1人です。我々はブルーム王国第二の都市エリオスに騎士団本部を設置ししています。そして国境周辺に偵察の者に見張らせ、先程のようなもの達を発見次第、我々に報告してくれますので報告が上がった所に出向き順次対策しています。ただ報告が来るのは1日に1回か2回です。なので本来なら主力の騎士団は交代のために半数はここに居るのですが、今日は色々な場所から報告があり、それに対応するため部隊を分けてこの街には最低限の兵力だけを置き出撃したのですが、出撃してしばらくしたら大勢の敵がこの街を襲撃してきたのです。!」


「なるほど、敵の罠にハマったわけか。」


「はい…」


「奴らはしっかりとした装備を身につけ、統率が取れていた。盗賊では無いだろうな。奴らは何者なんだ?」


「私にも分かりかねます。報告が上がってくる者達は皆盗賊、あるいは雇われた傭兵のような装備でしたので、あのようにしっかりとした装備を身につけ統率のとれた者達が来るのは初めてです。」


「そうか。俺の推測だが、奴らはレアル・ムルシア王国の正規兵の可能性が高いと思う。奴らはレアル・ムルシア王国の関与を隠すために盗賊や傭兵を使って略奪させている。相手の力を少しでも削ぐためにね。そして今回はこの街に目を付け、駐留している騎士団主力をおびき出し、守りが少なくなったところでこの街を襲撃したということだろうな。」


「ですが、それなら何故ここを占領せずに略奪だけしたのでしょうか。」


「占領しちゃうと戦争になっちゃうし、占領はリスクが大きいから略奪だけして力を削ごうとしたんだろうね。略奪品の殆どが食料品だったから、もしかしたらこの街に駐留出来ないようにしようとしていたのかもね。食料がないと人は行動出来ないもんね。」


「なるほど、となると早急にこのことを上層部に報告しなければなりませんね。」


警備兵の隊長と話しているうちに日が暮れたのでこの街に泊まって明日に備えることにした。





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