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詩集22 こ・と・ば  作者: 仲仁へび
第2部
4/7

第4話 黒にのみこまれる



 黒にのみこまれる

 全ての記憶 屍 世界

 光も 心も


 小さく砕けて消滅していく

 砂粒よりも小さくなり

 意味のないものへ変わっていく


 あなたが遠くで笑っていた

 私も隣でほほ笑んでいた


 新しい夢を語っていた

 次にしたい事を決めていた


 けれど それは もう意味を成さない


 幻に消えた

 幻想となった

 想い追っても

 何も刻まない 


 黒の真ん中へ


 みんなみんな のみこまれていく


 覚えていたいぬくもり

 口にしたい言葉


 あなたの肩を叩いて笑いかける

 それはもう現実にはない

 ただの幻想にすら成り果てれない



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