表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/36

1 彼は凡主(ボンシュ)(平凡な主人公の略)であった

 俺の名前は真壁庄(まかべしょう)太郎(たろう)

(ほう)()(まち)という海岸沿いの小さな町に住む、一七歳の高校二年生。

親にとやかく言われない程度に勉強をこなし、クラスの連中に馬鹿にされない程度に運動もできる。

ルックスは、決して女子にモテモテというほどでもないけど、かと言って問答無用でクラスの女子達にさげすまれるほどブサイクでもない。

多分・・・・・・。

まあとにかく俺は、『ホメラレモセズ、苦ニモサレズ』という、誰かの詩の一節にあるような生き方を地でやっている、

極々(ごくごく)平凡で普通の男子高校生なのだ。

そんな俺だから、取り立ててこの場で話せるような不思議体験や大冒険を経験した事はほとんどない。

こんな俺じゃあ熱血少年漫画のヒーローにはなれないだろうし、大冒険小説の主人公もとても務まらないだろう。

 しかし、そんな俺だけど、今まで生きて来た中で一度だけ、不思議と言えば不思議な体験をした事はある。

しかもあの出来事が現実だったのか、それとも夢だったのか、正直俺はハッキリ分からない。

ただ、どちらにしてもあの出来事が、ハッキリと俺の心と記憶の中に刻まれている事だけは確かなのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ