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やっぱり私は靴職人でした。  作者: 呉 夏樹
はじまり
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わたしという存在2

今日は久しぶりに立派な大人になった わたしのかわいいかわいいあの子の旅立ち


お客様にお渡しして、後ろ髪引かれたが、ここはダッシュで近所の公園にGO!

久しぶりに身体を動かして

明日からまた新しい子を作ろーと。


公園に着くまで、わたしがどうして 靴職人になったのか お話しようと思います。


とってもステキなお話なのでぜひ聞いて頂きたい。


あれは高校最後のバレー全国大会開催1週間前のこと


森悠貴は 非常に頭を悩まされていた

自慢じゃないけど、そこそこの身長、持ち前の運動神経で

自慢じゃないけど中々つよーい と周りから人気なバレー部員だった。


高校最後の全国大会 フルパワーでいどみたい私であったが、右足親指のタコが悪化して 痛くて体重を上手く乗せられなくて、ジャンプ力、瞬発力が半減していた。


最後の大会、後悔はしたくない!でも痛すぎる

上手く飛べないのはブロッカーとしては大問題


このところ自分の足のタコを睨みつける日々を送っていた

見過ぎで削れたり、消えたりしないかな なんてマジで思ったりして


そんなことをしていた悠貴の元に 突然 フランスのケンじーさんから 悠貴宛に荷物が届いた


ケンじーさんは父のお父さん 私が産まれる前からフランスにいたらしく 1度もあったことがなかった。


父いわく 森にいるターザンよりターザンらしい自由人

いや、ターザン 森の王として働いてるよ めっちゃ仲間想いだよ と反論すると


じゃあ何だろう 話せる かなり強いスライム的な?存在かな ?


うちの父は地方公務員 何かとしっくりくる。

じーさんの例えを真面目な顔して考えているが ますますわけわからないので ブツを持ってお部屋に直行!


さぁ 中をっと


そこにはとても可愛らしい 信じられないぐらい軽い 運動靴が入っていた

表現は難しいが 私の好きな藍色の靴

あなたのために産み出されたのよ って本人が語りかけてくるような そんなステキな靴だった。


あっ靴に釘付けだったけど、靴の横に手紙がある


"悠貴 はじめまして、

風の噂で 聞いたんだけど、長年 靴と喧嘩してきたらしいじゃん。ついに負けたんだってね だらしない。

じーさんから 今までの誕生日祝い持ち越し分だと思って 我が息子を受け取りな!"


フランス歴が長いためか、汚い日本語に若者ことば


ん 息子さん?彼氏探ししなくても フランスで素敵な彼氏用意してるぞ ってこと?? 受け取る、、、、あっ

この靴のことか!

ん、んーー、

嬉しいけど 私の足って形が個性的だから フィットする靴ってないんだよねー


そう 悠貴の足はかなり変わっている

チームメイトに 全体的に個性的なのに まさか足も 笑。


これには さすがの私も 泣いてやろうかと思った


では 私の足について

サイズは26.5センチ 女性にしては大きい方

さらに足の甲はとても薄く 足指が長い そしてその中でも小指の長さが非常に長い。

また、足指1本1本に大きめの隙間ができていて、水掻きのないカッパ足なのだ

そのおかげで、小さい頃 市民プールで 普通にプール側歩いてるだけで、 ピチャピチャ水が煩く跳ねるものだから 見張り台にいる強面のお兄さんに そこーー走らない と歩くたびにメガホンで注意された

あれがとっても嫌で 3回ほど行って プールにはそれ以降行かなくなった。


とにかく 私の足は個性的なんですーー


でもせっかく じーさんが私にプレゼントしてくれた靴なので履いて見ようっと!


!!!?


何と履いてみると 今まで 履いてきた靴って 靴だったのかな って本気で思うほど じーさんの靴はわたしにジャストフィット。

問題のタコも 靴の中で当たってるはずなのに 絶妙なフィットと優しいクッション素材のおかげで全く痛みが気にならなくなった

小指の先に関しても靴先に当たって今までの靴は痛かったのに、これは痛くない!


この感動をお父さんに話すと な、なんとじーさんは靴職人だったのです

ってことは この靴 じーさんが作ったのか!!

て、天才すぎる


そして羽のように軽く 私にフィットした靴のおかげで今まで以上のジャンプ力を発揮し、またしても大会で優勝することができたのでした。


このじーさん靴を履くと 一緒に身体も軽くなって気がして 大会後 実は痩せたんじゃないかと、体重を測ってみたんだけど、打ち上げで食べまくったせいもあり、以前よりむしろプラス ピーキロ増えていた


でも軽い


もーじーさん凄すぎる

卒業したら、わたしもわたしのように足に悩みのある人の救世主になりたい!


じーさん 待っててね!


と こんな感じでフランスまでじーさんに会いに行き、そのまま弟子入りし、厳しい修行に耐えて耐えて 立派な靴職人 悠貴が誕生したのでした。


「少年よ 聞いているかい?? 」


「そんなでかい声で喋ってたら嫌でも聞こえるよ おばさん!」


お、おばさん!! ふふ わたしの魅力に気付かないとは 勿体無いことしたなガキンチョ め


あっ いつのまにか 公園についていたようで

何故か1番背の高い 鉄棒で豚の丸焼きしながら、人生語っていたみたい。


おほほ 失礼失礼。

何故 豚の丸焼きの技を繰り出していたかと言うと

となりの中くらいの鉄棒で豚の丸焼きをしている男の子が


ここで 真似してみろよ 白パン女 と かわいい女の子にちょっかいをかけていたからです。


少年 ここで(1番高い鉄棒)やれるようになるまでは威張ることは許さんぞ って言う流れ。


お姉さんはいつだってかわいい女の子の味方です!


ちなみにここいらの村人は身体能力がやたらと高い

中ぐらいの鉄棒と言っても2メートルはあるし わたしのこれは3メートル越えしている


と 少年と少女が

危ない!?

「「おば お姉さん さん!!」叫んだ


はっと気づいた時にはすでに遅く、なんとものすっごいスピードのサッカーボールが顔面に直撃。強い衝撃に耐えられず、 手が鉄棒から離れてしまった


おばさん 豚の丸焼きになる前の 豚

つまり狩られた豚まで自然と再現しちゃったよ


ふふふ 凝り性なじーさん気質が移ったかな


ここでさらなる 大きな衝撃がきて、

意識がついにブラックアウト


あれ?このパターン どっかで見なかったっけ??


豚の丸焼き、したことありますか?

わたしは小学校の時、体育の授業でやりました。

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