表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/61

 第1章 7:怪しい影の調査

 


 夜のフローリア村は、昼間とは違う静けさに包まれていた。

 そんな中、森のほうから不気味な影が見えたと、村人たちが噂するようになった。


「冒険者さん、なんとかしてくれないかしら?」


 村の女性アンジーとサリーの会話を冒険者は聞いていた。なぜか今日は沢山の人たちに話しかけている。

 ギルドに向かうとヴォーイギルド長とアルファ村長も“不気味な影”について話をしていた。


「ちょうど良かった、冒険者。

 森に何かいるみたいなんです。

 調べてくれないかな?」


 頼みを受け、冒険者は懐中灯を手に、影の正体を探るため森へ足を踏み入れた。


 暗闇の中、木々の間に動く影がちらりと見える。

 音もなく枝が揺れ、心臓の鼓動が早まる。

 しかしよく見ると、それは小動物が群れで動いていた影が、月明かりに映って大きく見えていただけだった。


 さらに奥へ進むと、森の中に迷い込んだ旅人の影も見つかった。


「あなたは?」


「私は旅人。森に迷った、助けてほしい」


 冒険者は道案内をしながら森を抜けさせる。お礼に『異世界で使えるクーポン』を2枚貰った。


 村に戻ると、村人たちは安堵の表情を見せた。

 怪しい影の正体は、ただの小動物や迷子の人影だったのだ。


「安心しました。

 ありがとう、冒険者」


 村の女性アンジーとサリーがお礼を言いに来た。そして2人からも1枚ずつ『異世界で使えるクーポン』を貰った。

 異世界で使えるクーポンは、アルファ村長とヴォーイギルド長からも1枚ずつ貰った。


「影に怯えることはない。

 でも、注意深くなることは大切だよね」


 そう心に留め、森の不思議さと、人々の不安を和らげた一日だった。

 それにしても。

 クーポンとは、なんのことだろう?


「いま企業コラボキャンペーン中なんです。

 毎日誰かに話しかけるか、クエストをクリアすると1〜2枚貰えますよ」


 レベッカが説明してくれた。異世界のファーストフード企業とのコラボ企画で使えるクーポンらしい。

 “異世界で使えるクーポン”の使い方は

・3枚フライドポテト(S)と交換

・5枚でソフトドリンク(S)と交換 ・ フライドポテト サイズアップ いずれか

・10枚ハンバーガー・チーズバーガー・フィッシュバーガーいずれか1つと交換


 なるほど。

 このクーポンのために色んな人たちに話しかけていたわけか。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ