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 第1章 5:森の妖精と友達になる

 



 森の奥深く、木漏れ日が柔らかく地面を照らす場所に、小さな光が舞っていた。


「……あれは?」


 目を凝らして“それ”を見た。

 光はふわふわと浮かび、やがて小さな人影のような形を取った。森の妖精だ。


「こんにちは……。

 私はシーナ。森の守り手です」


 妖精シーナの声は風のように軽く、優しく響いた。

 最初は警戒して距離を取っていた私に、妖精は森の小動物たちや花々のことを教えてくれる。


 静かに耳を傾け、少しずつ心を開く。

 妖精も安心したのか、手に乗るほど近くまで来るようになった。

 次第に森の中で笑い声が響く。


「こうして友達になれるとは思わなかった」


 心の中でつぶやいた。

 妖精シーナは軽く手を振り、光の輪を描きながら飛び去る。


 森を後にしながら、冒険者は気づく。

 自然や森の小さな存在と心を通わせることも、冒険の大切な一部なのだと。


 そして、またこの森に戻ってくる日を楽しみにしながら、村へと帰路についた。



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