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 第2章 20:森の植物の成長観察

 


 今日は森の植物の成長を観察する日だ。


 森の入り口に立つと、小さな花の匂いがふわりと漂い、思わず足を踏み入れた。

 木漏れ日の中、風に揺れる色とりどりの花々が迎えてくれる。


「今日は、観察もしながら、少し花を集めてみようかな」


 森の小径を進みながら、花や木の芽の状態を一つひとつ記録していく。

 ピンクの小さな花。

 黄色い星型の花。

 紫色の鈴のような花……。

 バスケットを手に丁寧に摘んでいると、蝶がふわりと舞い、小鳥がそっと花に寄り添うようにさえずった。


 植物だけでなく、小さな生き物たちもこの森の季節を知らせてくれる仲間だ。

 芽吹きの力強さや花々の彩りを観察しながら、森の健康や季節の変化を確かめていく。

 その記録は村の農作業や薬草づくりにも役立つ大切な情報になる。


 全部で五種類の花を集め終えると、花の観察日記に新しいページが加わった。

 胸には小さな達成感と、森とともに息づいているような静かな喜びが満ちていく。


「自然の変化を知ることが、暮らしにも役立つんだな」


 そう実感しながら、森とのつながりを深く感じた一日が、ゆっくりと穏やかに終わっていった。


 



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