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 第2章 11:盗まれた道具を取り戻す

 



 村の作業道具が森の奥で盗まれたという知らせが届いた。

 さらに同じ日の朝、パン屋のストリスライも慌てた様子で店の前をウロウロしている。


「ああ、困ったわ……。

 焼き立てのパンが丸ごと一つ、どこかへ消えちゃったの!」


 村で続けて起こった「失踪事件」に、冒険者は状況を整理しつつ調査へ向かった。


 まずは周囲の村人へ聞き込みを行うが、誰も不審な人物は見ていないという。

 ただ、地面にはパンくずがポツポツと落ちており、森の方向へ続いていた。


 冒険者はパンくずの道を辿りつつ、道具が消えた現場の痕跡も確認しながら森の奥へ進む。すると草むらの先、丸いスライムがパンに抱きつき、さらにその横には村の作業道具までもが転がっていた。


『ぷる……っ!

 ぷるぷる(どっちも気になって……遊んでただけ……)』


 どうやら犯人はスライムで、悪気なく興味本位でパンや道具を転がして持ってきてしまったらしい。

 冒険者が優しく撫で、ミルクをあげると、スライムはすっかり落ち着き、パンと道具を返してくれた。


 村へ戻りストリスライに報告すると、


「まぁ!スライムちゃんが持っていっただけだったのね。

 ふふ、ありがとう!」


 作業道具も無事に戻り、村人たちは安心して仕事を再開した。


 小さなトラブルでも、迅速に動けば大きな混乱にはならない。

 村の平和を守る責任を、改めて胸に刻む一日となった。


 



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