第2章 4:洞窟の宝を調査する
村の外れの山中には、古くから「洞窟に宝が眠る」との伝承があった。
「僕たち、おじいちゃんに聞いたんだ!
調べて!大人になるまで待てないよ!」
目を輝かせた村の子供のパール兄弟から頼まれた。
冒険者も好奇心に駆られ、洞窟の調査に向かう。
洞窟に入ると、ひんやりと湿った空気が漂い、壁には古い絵や刻印が見える。しはらく進むと広い空間に“洞窟クリスタル”が輝いていた。
懐中灯を頼りにさらに奥へ進むと、宝箱らしきものを発見した。だが、罠が仕掛けられている可能性もある。
慎重に調べ、罠を解除して安全に宝を取り出すことに成功した。
宝箱の中には洞窟クリスタル(小)と、“空街の地図A”が入っていた。洞窟クリスタルは、さっきの空間で採取したので既に56個持っていた。
もう一つの“空街の地図A”。鑑定すると『売却不可』と出た。確実にこれは大事な物だ。
洞窟を出ると、森の生き物たちが静かに見守っているかのようだった。
村に戻り、宝の存在を報告すると、村人たちは驚きと喜びで満ちた表情を見せた。
「僕たちも大人になったら行こう!」
報告を目を輝かせて聞いていたパール兄弟が希望に満ちた笑顔で決意を語る。そんな二人を周りの村人たちも優しく見守っていた。
「探検と発見は、いつも慎重さが大切なんだな」
冒険者は小さくうなずき、冒険の楽しさと責任を噛み締めた一日だった。
「おはようございます。
異世界企画が、また始まりますよ。
知ってますか、冒険者?」
ニコニコと微笑むレベッカが目の前にいた。
異世界が、よく分からない。そういえば、以前クーポンを渡されたような記憶がある。
「今回はクーポンではなくて、スタンプラリーだそうですよ」
レベッカの説明によると、『自治体 × 環境 × 観光スタンプラリー』というものらしい。
企画が始まると村人たちとの関わりが増えるようだ。異世界はよく分からないが、村人たちとの繋がりが増えていくのは嬉しいものだ。別に気にすることはないだろう。
「それは楽しみですね」
さて。今日も、のんびりと過ごそう。




