第2章 2:幻の花を探せ
村の薬師パーソンから、珍しい花「月影花」が咲く場所を探してほしいと頼まれた。
花は森の奥深く、限られた場所にしか咲かないという。
森の小道を進むと、光の差し込む静かな空間が現れる。草木の香りと鳥のさえずりが心地よい中、目を凝らして花を探す。
やがて、岩陰に淡く光る小さな花を見つけた。
「これが……月影花か」
慎重に花を摘み、傷つけないように持ち帰る。
森の妖精が近くで光を揺らし、成功を祝っているかのようだ。
村に戻ると、パーソンは満面の笑みで迎える。
「これで、特別な薬の調合ができる。
ありがとう、冒険者」
冒険者は小さくうなずく。
珍しい花を見つける冒険は、自然の美しさと繊細さを教えてくれる、一日だった。
「残念です、冒険者。
所持金が足りません」
申し訳なさそうな表情をしたレベッカが目の前にいた。
“月光レンズ”という『夜でも視界がバッチリ!』という特殊なアクセサリーを購入したかったようだ。
料金は1,200,000コイン。
「シークレットクエストは、またの機会にしますか?」
今回のパーソンの依頼である『月影花』をクリアした事で、シークレットクエストに挑戦できるらしい。そのシークレットクエストに挑戦するには、“月光レンズ”が必要装備になる……らしい。
報酬は“1,500,000コイン”と、夜の採取が25%アップする“月影ブローチ”だと言う。
夜の採取が25%アップするのは魅力的だが、今日のところは辞めておく。
今日でなくても必ず挑戦するだろう。




