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 第2章 1:森の怪我人を助ける

 


 森の奥深く、鳥の鳴き声と風のざわめきが響く中、冒険者はうずくまる影を見つけた。


 倒れているのは木こりの旅人リンドバー。“不思議な切り株”の行方を追ってここまで来たらしい。足に怪我を負い動けなくなっている。


「大丈夫ですか?」


 慎重に近づき、持っていた薬草で傷を手当てする。

 リンドバーは痛みに顔をゆがめるが、少しずつ落ち着きを取り戻した。


 冒険者はリンドバーを支えながら森を抜け、安全な場所まで案内する。

 途中、森の小動物が木の上から見守るように顔を出す。


 村に戻ると、村人たちはリンドバーの無事に安堵した。


「あなたのおかげで助かりました」


 リンドバーの言葉に、冒険者は小さくうなずく。

 森での小さな冒険は、人々の命を守る大切な一歩だと感じた一日だった。


 受付のレベッカに、旅人リンドバーが言っていた“不思議な切り株”について聞いた。

 『森の精霊が擬態化したイタズラ好きな切り株』のことだ、と言う。


 今後、関わることになるのだろう。

 なぜか、そんな気がする。“不思議な切り株”、覚えておこう。


 


 


 



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