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第1章 21:村の伝統料理を作る
村では、春の祭りに向けて伝統料理を作る日がやってきた。
冒険者も参加し、村人たちと一緒に調理場に立つ。
「冒険者さん。
今日はこの郷土料理を作ってほしいの」
村の女性アンジーから料理のレシピを渡された。
『・新鮮な野菜を用意して切る。混ぜる。
・香草を用意して切る。混ぜる。
・川魚を用意して煮る』
まずは材料を採取しなくてならないようだ。
新鮮な野菜と香草を農夫の畑に貰いに行く。川魚は川に魚を釣りに行く。
材料が揃って、テーブル新鮮な野菜や香草、川魚が並ぶ。
冒険者は包丁を握り、切る、混ぜる、煮るといった作業を一つひとつ丁寧にこなす。
料理の香りが広場に漂うと、子どもたちが興味津々で覗き込み、笑顔が広がる。
村人たちも手際の良い冒険者に感心し、作業は自然と楽しい雰囲気になる。
完成した料理をみんなで囲むと、笑い声と歓声があふれた。
味はもちろん絶品で、村の伝統を受け継ぐ喜びを皆で分かち合う。
「美味しいね。
冒険者さんのおかげで大成功だ」
冒険者は微笑みながら、村の人々と自然、そして文化をつなぐ一日を噛み締めた。




