第1章 17:森の小道を整備する
第17話:森の小道を整備する
森の奥に続く小道は、長い年月と雨風で荒れ、歩くのが危険になっていた。
村人たちはその小道を使えず、森を通る移動に苦労している。
「冒険者さん。
この道を直してくれませんか?」
アルファ村長の頼みを受け、木の枝や石を整理し、安全に通れるよう整備を始めた。
倒れた枝をどかす。
滑りやすい土の部分に石を敷く。
この工程をするために、かなりの時間を使っている気がするが思い過ごしだろうか?
途中、森の小動物が顔を覗かせ、作業を見守っているかのようだった。
手間はかかるが、整備された小道を一歩ずつ踏みしめながら進む。自然との共存を意識するように。
夕暮れ、作業を終えると小道は安全で歩きやすくなった。
村人たちは笑顔で通り、森と村の間の交流も円滑になった。
「小さな努力が、みんなの暮らしを支えるんだな」
静かに森を眺め、達成感に包まれた一日だった。
「鉱石はカルコールさんが喜びます。
また鉱山に行ったら買い取らせてください!」
とびきりの笑顔のレベッカが目の前にいた。どうやら素材を売却していたようだ。
私は鉱山に行ったらしい。
今日の清算は、48,400コイン……。
「鉱石はカルコールさんが喜びます。
また鉱山に行ったら買い取らせてください!」
レベッカが、また同じことを言っている。
どうやら、ふたたび鉱石を売却していたようだ。
「こちらが今回の清算です」
125,900コイン……。
「鉱石はカルコールさんが喜びます。
また鉱山に行ったら買い取らせてください!」
レベッカが、また同じことを言っている。
どうやらまた、鉱石を売却していたようだ。
「こちらが今回の清算です」
176,200コイン……。
私は、何か高い物を買おうとしているようだ。
なんとなく。そんな気がする。




