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二十六 波乱の式典

エアマスの城で一泊した私は朝食をたべることになった。


文化が違えば食事も違う。


見たことない料理に私は心を躍らせていた。


「このスープ、美味しい!それにこの白いぷよぷよした四角い…豆腐だっけ?これにこのソースかけて食べるの、変わってるなぁ」


私は朝食のバリエーションが少ない。


一緒に朝食を食べているクアンタやヘキサの食べっぷりや嬉しそうな顔を見ていると、何だかちょっと申し訳ない気がしてくる。


こういう機会にしっかり学びラインナップを増やすため、ハルコにしっかりレクチャーしてもらった。


「花嫁修業か、ジールさん」


ハルコと台所に立つ私を見てエアマスが嬉しそうにしている。


「そ、そうじゃなくて、帰ってクアンタとヘキサの朝食のバリエーションが増えたらいいなぁと思って」


それを聞いてエアマスは深くうなずいた。


「食の偏りは成長期にの子供に悪影響が出ることがある。そういう気遣いが今からできるのは素晴らしい。子供ができたら役立つ知識を今から学んでおくのは良い事だ」


「あの…結婚もしてないのに子供とかの話されてもピンとこないというか…何と言うか」


実際、自分の子供と言われても想像できない。それに、今まで魔物の子供の世話をしてきたが、自分の子供ではないわけだし。


「なんだ、昨日の夜イアランと二人で肌を重ねて楽しんだのではないのか?」


そうだ。昨日のあの月の窓の景色をイアランに教えたのはエアマスだ!一体イアランに何をしろと言ったんだ!?


そして、イアランはエアマスに何を報告したんだ!?


「別に何もありません!」


気にせず私は食材についてハルコと話を続ける。


「そうか…。気分を損ねたなら謝ろう。ただ、下世話な意味で私は言ってるのではないことは理解して欲しい」


いや、どう考えても下世話でしょ!


「私は行為そのものが行われたことに興味があるのではなく、次に繋がるということに興味があるのだ」


「次に繋がる?」


私が想像していたのは下世話な意味合いでの昨日の私たちへの興味からエアマスは聞いてるのかと思いきや、どうやら少し違うようである。


「子を作り命を繋げ、自分の生きた証を継いでいってもらう。そしてその子が次へと繋いでいく。エルフのジールさんには理解しにくいかもしれんが、大事なことなのだよ」


真剣に話してくるエアマスの言葉に思わず聞き入ってしまった。


「人間の全盛期、心技体がバランスよく存在する状態は実に短い。若いと心が、老いると体が欠けている。技も洗練させるには時間がかかる。ゆえに本当に全盛期は短いのだよ、人間は」


考えてもみなかった。


私が人間ならば老いて死が近い年である。もしそうなら、私は何も出来てないし、何かを残せていない。


エルフの長寿は時として自分の生きている時間を軽んじてしまう。


無限にあるような時間の中、慌てなくとも良いので先に延ばしたり、今やりたい短絡的な娯楽に走るエルフも珍しくない。


だが、多くの人間は違う。


限られた時間でいかに自分の生きた証を残すかを考えなくてはならない。


その時間の中で子供を授かれる時間も長いわけではない。


だからこそ、エアマスは私に聞いてきているのかもしれない。


「お父様、結局最後は興味本位になって余計なこと聞いて皆から避けられてるの、気が付いてますよね?」


ハルコ、それ、もっと早く言って!真面目に考えちゃったじゃない…。


「まあ、そうなんだがな。やはり他の者が頑張ってるのを聞くと私も負けられんと思えるしな」


エアマスは大きな笑い声を台所に響かせた。


「どうしたの?何か楽しいことあったの?」


前触れもなくイアランがひょっこり現れた。とりあえずこの話は広げないようにしようと私が悩んでいるとイアランから思いもしない言葉が来た。


「ジール、一緒に就任式とか行かない?」


軽くデートに誘うように言ってくるイアラン。


だが、就任式が行われる所は神とゴッドキラーしか入れないとされてる場所で行われる。私なんかが気軽に入れる場所ではない。


「私、関係ないから入れないでしょ?」


「人間界の神に聞いたらOKだって。いつも似た面子だからつまらないってさ。他にも連れて行きたい人連れて来てもOKだって」


友達のキャンプに参加を頼むみたいに神に頼むイアランを見て、やはり理解ができない存在と改めて感じた。


「クアンタやヘキサ、興味あるなら連れてってあげようかな。どうせ、私が連れて帰るわけだし、貴重な体験ってのもいいかもね」


就任式のことをクアンタとヘキサに話すと二人とも興味があるようで、行くことを希望した。


二人に準備させると、イアランと合流し二人にお礼を言わせる。


イアランは二人の頭を撫でると「気にしなくていいよ。たまにはこういう体験もいいだろうからね」とにこやかに答えた。


「じゃあ行こうか」


イアランは転移魔法で私達を連れて転移した。





あからさまに私は自分が場違いの所に来たと感じた。


建物は白一色。デザインはシンプルな横に広い神殿。託児所より少し大きいくらいだろうか?


装飾は無く、素っ気ない。


だが、その入口が開くと、私は初めて神々と相対した時と似た感覚に襲われた。


イアランに導かれ中に入ると半円の白いテーブルに木製のしっかりした十二脚の椅子があった。


既に魔界、人間界、天界のゴッドキラーが座っている。当然知った顔もいる。


だが、二箇所空きがあった。


一つはイアランなのはわかる。もう一つは誰だろうか?座ってる面子の配置から天界の席だとは思うけど…。


「あ、あそこの席ね。今回は俺ともう一人の就任式なんだ。この辺で見ててね。俺、控室で準備してくるから」


そう言うとイアランは左側の扉から出て行った。


その瞬間、あからさまに私に向けて圧を感じた。


天界のゴッドキラーの三人が私を…これは睨んでいる。


何かをしてくるわけではないが、睨んでいる。どうやら歓迎はされてないらしい。


他のゴッドキラーは見知った顔もあるので、そこまで気にならなかったが、天界のゴッドキラー達は誰も知らないし、見たこともない。


だが、あからさまな敵意。かなり嫌われているようである。


しかし、急にそれもなくなった。


神々がゴッドキラーのテーブルの正面奥にある玉座にいつの間にか座っている。


人間界の神と邪神は顔見知りだが、もう一人、巨体で筋肉質、黒髪短髪で上半身は裸、腰巻一つ巻いている中年男性がいた。あれが天界の神なのだろうか?


後、気になったのが邪神が昨日会った時と髪型と服装が少し違うことであった。


まだ寒さを感じる季節なのに、どう見ても夏に着るような袖の無い薄めのグレーのドレス。髪は紅に染めており後頭部にまとめてうなじが見えていた。


神には季節は関係ないのかもしれない。でも、見てるこっちが寒くなる。


「では、これからゴッドキラー就任式を執り行う!」


天界の神と思われる男の一言で就任式は始まった。


始まりと同時にイアランが入ってくる。


神々の玉座の前まで進み跪くイアラン。


「では、この指輪の贈呈を持ってイアランをゴッドキラーとして認めることとする」


何もない空間からイアランの前に指輪がゆっくり降りてくる。何の装飾もない白い指輪。何の物質でできているかはわからない。


その指輪を受け取るとイアランは立ち上がった。

 

「これ、もう一つもらえませんか?ジールに婚約指輪としてあげたいなぁと思って♪」


誰も何も言わないが、空気は変わった。特に天界のゴッドキラーは今にも立ち上がりそうな雰囲気である。


「イアラン本当に面白いな」


人間界の神は大笑いしている。


「ゴッドキラーってさ、弱き者を守る者だと思ってたけど、違うらしいから。ね、天界の神様」


この一言で天界のゴッドキラー三人が立ち上がる。だが、天界の神が手で制し三人は腰を下ろした。


「イアラン、どういうことだ?」


地面が揺れそうな低音の声の天界の神がイアランに問いかける。絶対怒っている。


「ここに許可を得て招かれたジールに何で敵意を向けるんですかね?」


イアランは指輪を指ではじき、宙に飛ばし、自由落下してきた指輪を受け止めた。


「理由はわかりませんが、天界のゴッドキラーはその辺の山賊並の知性と品性しか持ってないのかと。なら、この指輪に価値はない。だったらキレイなだけなので加工して婚約指輪に使った方が価値があると思ったのですが」


全く臆することなく答えるイアラン。後ろからは見えないが、あれはきっと天界の神を睨んでるのではなかろうか?


「まあ、何より…俺の愛するジールに、戦場でもない所で敵意を向ける愚者に対して俺は怒りを感じています。だが、神々の前なので我慢して話をしてるんですけどね」


振り返り天界のゴッドキラーを睨むイアラン。


初めて見た。


イアランは本気で怒っている。


鋭い眼光を天界のゴッドキラー三人に向けている。


普段のおちゃらけた感じは微塵もない。


誰も何も言わない。


天界のゴッドキラー達は急に座った。もしかしたら天界の神が何かしたのかもしれないが、私の所からはよくわからなかった。


「イアラン、その態度は許しがたいが、私の配下の者がしたことは確かにゴッドキラーとして恥ずべき事。彼らの愚行は私の責任だ。非礼を詫びよう」


神が…頭を下げた。それによって場の空気が強制的に落ち着く。こうされると、天界のゴッドキラーはこれ以上主に恥をかかせるわけにはいかなくなる。


その下げた頭を上げると、今度は天界の神は私の前にやって来た。


「せっかく来ていただいたのに不快な思いをさせてしまったようだ。ジール、今回の非礼、許してやってくれ」


巨体が半分になるほどに頭を下げる天界の神。むしろ、逆にこの潔く非を認める態度が恐ろしく感じた。


神が頭を下げる。ただでさえ私はアルビオの件で目を付けられているのにこれは新たな火種にならなければいいのだが…。


「場の空気が悪くなったな。一息入れた方がいいかもしれないな」


人間界の神がニヤニヤしながら私を見てくる。ホント性格が悪い。


「そうか。ではジールとイアラン、隣の部屋で少しだけ話をさせてもらえないだろうか?」


天界の神の申し出、断れないよね…。


「あ、はい」


ただ、クアンタとヘキサは呼ばれてない。でも今ここに残すのは…。


「心配しなくていい。天界の神の名においてこの二人に余計なことはさせぬように私の配下には言っておく」


邪神や人間界の神と比べると実にまともに見える。いや、誰もがイメージする神様ってこんな感じではなかろうか?


私とイアランは天界の神に連れられて隣の貴賓室へと案内された。





白が眩しい。


貴賓室ではあるが、さほど広くはなく装飾品や美術品は無い。床も絨毯が敷いてあるがその辺で見たことあるようなありふれたデザイン。


中央に座り心地の良いソファーとしっかりとしたテーブルがあるだけの簡素なものである。


私たちを先に座るように促すし、座るのを確認して天界の神が正面に座った。


「…なぜ、ジールが睨まれたか分かるか?」


確かに分からない。


面識もない天界のゴッドキラーに睨まれる心当たりがない。


「考えてもらいたい。ジール、君の元に死神がいる。それだけでも脅威なのはわかるな?」


どうやらどこに行ってもアルビオの件は言われるようである。それだけとんでもない事をしことを思い知らされる。


「そこまでならまだ良かった。問題は他にもある」


「何でしょうか?」


他に何があるのか分からない。もう神様は託児所にいないけど…。


「君のために動くゴッドキラーが四人いるということだ」


四人?師匠と師範、イアランまでは分かる。あと一人は?


「まさかティゴの心を掴むとは…本当に恐ろしい」


言われて納得した。


確かに決闘前に私にアドバイスをしてくれた。あれって私の身を案じてのことだとは気が付かなかった。というか、あの時は余裕が無かった。


「先ほどの私の配下が立ち上がったとき、警戒をしたのはゼフィ、オーキス、イアラン、そしてティゴだ」


ちょっと嬉しかった。ティゴ、口が悪いから嫌われてるかと思っていた。そんなティゴが私のことを気にかけてくれるのは嬉しい。


「…分からんか?」


天界の神の顔が険しくなる。


「一つの『界』に匹敵する戦力になりかねないということか」


イアランの言った言葉の意味が分からなかった。戦力なんて…。


と思ったが、気が付いてしまった…。


「神が一人、ゴッドキラーが四人。これは魔界、人間界、天界から見ればあの箱庭に強大な戦力が生まれる可能性が出てきているというわけだ」


天界の神から圧を感じる。これはここに呼んだのは謝罪もあるが警告も兼ねている。


「ジール、これ以上問題を起こすな。もし…いや、無いことだとは思が、我ら三神の誰かが…君に懐柔されることがあれば、世界のバランスが崩壊する」


言われて事の重大さを思い知る。だが、私はどこかと戦争がしたいわけではない。託児所で楽しく過ごせたらいいなと思っているだけである。


「謝罪なの?脅しなの?」


隣を見るとイアランも天界の神に睨みを利かせている。これは怒っている。


まあ、わざわざ呼び出して脅してくるなど姑息なやり方をすれば誰でもいい気分はしない。


「全てを理解してくれとまでは言わないが、私の配下が警戒するだけの存在になっていることだけは自覚してもらいたい。以上だ」


何だかとんでもないことになってきた。


だが、ちょっと嫌な予感はしている。邪神と師匠の間を取り持つ事をすれば、邪神は…いや、それはないだろう。


何だって神様なんだし!大丈夫!きっと大丈夫!





休憩を終えて再開した式でイアランはとりあえずゴッドキラーの就任を承諾し、自分の席に戻る。


まさか、こんな展開が待っているとは誰が思うだろうか?


今度は普通の就任の式が見れると思い次の入場者を待つ。


辺りが落ち着くと一人の男性が入ってきた。


青い髪の短髪、筋肉質で背は高い。少し顔は老けて見えるが、肌のハリから見ると年齢は若いのかもしれない。


「では、この指輪の贈呈を持ってサルトをゴッドキラーとして認めることとする」


その天界の男性は恭しく頭を下げて指輪を受け取る。


と、その時である!


何を思ったかヘキサが走り寄った。


まさかそんなことをするとは思っていなかった私はあっけにとられて止まってしまっていた。


「ヘキサ!」


遅れて声を上げ、ヘキサに駆け寄った。


するとサルトは思いもよらない行動に出た。


「ヘキサ…なのか!?」


膝を落としヘキサと目線を合わせるサルト。顔見知りなのだろうか?


「サルト兄…だよね?」


「ヘキサ…本当にヘキサなんだな…」


サルトはヘキサを抱きしめ涙を流す。


「良かった…本当に良かった…。お前が消えてから母上はどれほど悲しみの中で生きて来たか…」


感動の再会。本当に良かった、ここにヘキサを連れてきて。


しかし、サルトは私に鋭い眼光を向け敵意を向けて来た!


「貴様がヘキサをさらった者か!」


サルトは剣を召喚して私に切りかかった。


「止めぬか!」


いつの間にかサルトの横に来ていた天界の神が剣を素手で受け止める。


「しかし、この者が!」


「サルト兄、大丈夫だよ。ジールには殴られたり、変態で恐かったりしたけど今は大丈夫だよ!」


ヘキサ、説明してくれようとしてる気持ちは嬉しい。でも、その説明だと…。


「貴様!ヘキサを殴っただと!?変態とはどういうことだ!!俺の妹に何をした!!!!」


そうなるよね…。


「いい加減にしないか!」


天界の神はサルトをぶん殴って壁に激突させた。


「お前は強い!だが、すぐ頭に血が上るのが欠点だ!もう少し己をコントロールすることを学べ!」


式はとりあえず終わった。


この後、外部の者を式に招待することが禁止になった。


私たちは歴史に爪痕を残したのである。





式が終わった後、当然、今回のことで師匠に叱られた。


私は知っている。


式の後、師匠は神々に頭を下げて謝り倒していたことを。戻って来た師匠は顔色が悪く、今にも倒れそうなくらいフラフラしていた。


「ジール、俺でもここまで面白い…ではなく、大胆なことはしないぞ」


大笑いする師範。


そりゃあ見てるだけなら面白いでしょうね。当事者はたまったもんじゃないんですけどね。


それと、まさかのヘキサの答えに驚かされた。


私はサルトとヘキサで今後どうするか?の話をした。私は親元に帰すのがいいのでは?と思いサルトにそう言うと、ヘキサが会話を割って言ってきた。


「私、ここにいたい」


これには私もサルトも驚いた。何度も本心を確認するも、ヘキサは託児所に居たいの一点張り。


私としては構わないのだが、お母さんは大丈夫なのだろうか?


「とりあえず母上にヘキサの言葉は伝える。だが、決めるのは母上だ。また何か母上の使者が来るかもしれないが、その時はその使者と話をしてくれ」


使者?もしかしてヘキサって結構いい身分のお嬢様なのかな?


「だが、これだけは言っておく。私はお前のことを許したわけではない。確かに強制召喚したヤツが悪いのだが、その後何もしてないお前も同罪だと思っているからな」


それに関しては言い返せない。師匠に頼むとかすればもしかしたら、もっと早くヘキサを母親に帰せたかもしれない。


でも、そんなに余裕ある日々ではなかった。と言ってもダメだろうなぁ。


「分かったわ。でも、ヘキサにとって良い選択ができるようにその使者と話すことにするわ」


今の段階ではこれくらいしか言えないが、ヘキサの望むようにしてあげたいのは噓偽りない気持ちである。


しかし、濃い一日であった。


託児所に帰るともう日がほとんど見えない。ハルコにレシピを教えてもらっていたのが遠い日のように思えてしまうくらい疲れた。


こういう時はお風呂に入りたい。昨日のお風呂が恋しい。


まあ、昨日は邪神と一緒だったので一人でゆっくり入りたいところである。


「師匠、やっぱりお風呂作りませんか?」


ダメ元で師匠に聞く。


「ダメだ。場所も取るし、管理も大変だ。それに転移魔法で行けるからいいだろう」


そう言いながら師匠がドアを開け託児所の住居部分に入っていく。


「!」


いきなり師匠がドアを閉めた。しかも顔色が悪い。


「…どうしてだ?なぜ、このような最悪の事態になっている…」


この慌てようは尋常ではない。多少散らかっていても、変なところで師範が寝ていても呆れることはあったとしても、こんなに驚くことは無かった。


私がドアを開けようとすると師匠が手をつかむ。


「ここはもうダメだ…どこか別の場所に住むしかない…」


私は聞き返しはしなかった。もしかしたら何かとんでもない呪いや結界でも張られているのだろうか?


師匠がここまで言う以上、かなり危険なことは分かっている。だが、私はその手を振りほどきドアを開けた。


「よせ!!」


私はそのドアの向こうに何があるのか、なぜこんなに師匠が怯えているのか知りたかった。


それが、取り返しのつかないことであったとしても。


ここは私が…勇気をもって踏み込むしかない。


私は心の中で師匠に一言「大丈夫。今度は私が師匠のためにがんばるから」と思い、怯える師匠に私は手を差し出す。


「覚悟を決めて入りましょう、師匠」


生唾を飲んでドアノブに手をかける私。


それがこの時、最善だと思った私の行動が後に後悔をすることになるとは、この時知る由もなかった。



第二章 飢えた娘編 完

まずはここまで読んで下さったあなたに感謝です!ありがとうございます!


あとがきの注意事項

・あとがきは案外あるので、飛ばして他の作品を読んでいただいてOKです。


・結構取り留めのないことが予測されます。あなたの大きな器で許してあげて下さい。


・覚悟ができた方は読み進んでください。苦情は…私のメンタルが簡単に壊れちゃいますので勘弁していただけると助かります


第二章、完結致しました。思った以上にPVもユニーク人数も伸びて驚いています。あとがき時点でPV511、ユニーク人数278人。これって第一章までの伸びる速さが格段に上がっています。


一章のあとがきにも書きましたが、貴重な時間をこの作品を読むことに使ってくれていることを心より感謝しています。


こうやって物書きしていると、時間が本当に無いことに改めて気が付きます。元々時間の使い方が下手な上に誘惑に負ける(今回の強敵はペルソナ3リロードのエピソードアイギスになりそうです)体質なので悪戦苦闘の日々を送っております。


そのくせ、YouTubeショートやってみたり、AIツール試したりと浮気ばかり。時間の浪費家ですね…。


そして、今回台風でポルノグラフィティさんの因島でのライヴ、初日中止は悲しかった。初日のチケットしかなかったので悲しみはマシマシです。次の日は開催できたので、それはそれで良かったのですが行きたかったですね。


今回、安全を考えての運営の判断はおかしくないんです。誰も悪くないんです。でも悲しい。


2018年の尾道では二日目が中止。あの時は広島豪雨災害があり、二日目警報が出たか何かで中止。お願いだからちゃんと二日間ライヴさせてあげて!と叫んでしまいました。


さて、このことを言い出したら本当に何のあとがきか分からなくなるので、本編に触れていきましょう。


試しとして、名前元ネタ紹介しときましょうか。需要あるかはわかりませんがw


・エアマス→ガンダムエアマスター

・クス→ガンダムエックス

・ハルコ→Gファルコン

・アシュタ→ガンダムアシュタロン

・ティゴ→ベルティゴ


となっています。機動新世紀ガンダムXのモビルスーツで統一してみました。ちなみにイアランの師匠であるレパルドはガンダムレオパルドです。


ハルコは最初ファルと言う名前にしようかな?とは思ったのですが、ニンジャだし、和風の名前がいいかな?とあえて古風にするのもいいかと思いハルコになりました。


そうそう、ハルコに関しては少しやっちゃった感がありました。


ジールから生命エネルギーを初めて吸収するとき、あれ、ディープキス、ですよねぇ…。


最初はそんな意図なくて、ジールの体内から生命エネルギーを吸収するにはどうしたらいいかな?と考えたんです。


一つ目は吸血系。でも、これだとインパクト薄いかなぁと思って。二つ目は手のひらから吸収。それだとドラゴ○ボールの人造○間ですし。で、最後に口からはどうだろうか?となったんです。


口から口へって何となく命を与えるイメージあるんですよね。その逆にしよう!と思いやったんですが、普通、いきなりキスされると歯は閉じてるよなぁと思い(普通、いきなりキスなんてしないというツッコミはしないでくださいw)そこを飢えて求める表現てどうしようかなぁと思って貪る感じの出る「舌を入れる」を採用したんです。


しかし、物語を作り進めていく途中でふと思ったんです。


「これ、ユリでディープキスなってるんじゃないか!?」


と。もう投稿した後なので気にせずそのまま進行。しかも気を失って思考が鈍くなって…自分で求めて…方向危なくなってるやんか!エロ同人によくあるパターンだろ!と少し後悔したんですが、その後に悩んでいたティゴの設定と話に繋がるきっかけになったので結果オーライとしました。


ただ、絵で描くと相当ヤバイんだろうなぁとは思いますけどね…。想像したらダメなやつですよ、これ。


では、今回の脳内アニメ声優といきましょう


・エアマス→中田譲治さん


あの声は今回クセのあるエアマスにはもってこいですね。決闘が終わった後の少し肩の荷が下りたときの感じなんかは最高ですね♪


・ハルコ→市ノ瀬加那さん


少しおっとりした感じの声が合うんじゃないかなぁと。水星の魔女でのスレッダのように親からの言うことを聞いて動くところなんかがそっくりかと思ったんです。


・ティゴ→悠木碧さん


口の悪いキャラを可愛さ残しながらやってくれそうなんですよね。ティゴは基本的に毒舌で暴言を吐くけど、ウィンにハグされた後の戸惑いを可愛くやってくれそうです。


・アシュタ→檜山修之さん


しっかりしてそうで実は残念なお兄さんの味をしっかりだしてくれそうです。特に残念キャラになった時が楽しそうです。


・邪神→日笠陽子さん


感情なく上から目線で命令する感じで現れて、お風呂で可愛くなって、これからゼフィと面白いことになりそう変化の大きい邪神をやりこなしてくれそうです。


・人間界の神→高山みなみさん


子供っぽくて無邪気にやってくれそうです。でも、何かを企んでたり、まだまだ一波乱起こしそうな怪しさを持っているところが合いそうです。


・天界の神→小西克幸さん


どっしりとした声が神様向きかと。三人の神様の中で一番神様っぽいので威厳が欲しいと思いました。そうなると低音でイケボとなれば小西さんかなぁと。


・サルト→堀川りょうさん


この章ではちょっとしか出てきてませんが、ゴッドキラーになれる強さを持ちながら直情的なキャラゆえにクールとホットを持ち合わせているのでいいんじゃないかなぁと。


いよいよ第三章です。


本当は次で終わる予定で始めましたが、まとまらない気がしてきています。


校閲をchatGPTに任せて作業が効率化したおかげで継ぎ足しが増えてるきがするんです。予定では三章の内容は二章でかなり出してる予定でしたからw


でも、これだけ書けるのは読んでくれているなたなのおかげです。読んでくれているあなたに楽しんでもらうために面白くしようと考えれば考えるほど内容が膨らみ、話が長くなっていくんです。


確かに短編完結もアリなんですが、そうなるとシリーズ化かなぁ。


これからも自己管理をしつつ、読んでいるあんたの時間を充実させるために頑張りますので応援お願いいたします♪


もしよろしければ感想や評価をしていただければ好きなエサをもらった子犬のように」喜びますのでお願いしますw


2024年 9月 ネジマキノ ショウコウ

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