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異界の天使  作者: 天那
1/2

幼い子へ読み聞かせ〈0〉

「むかしむかし、あるところに運命を動かす魔女がいました」


その魔女は、自己防衛ではあれど殺人をしてしまいました。


彼らは魔女の言葉など耳に入れようともしませんでした。まるで汚れたものを見るように、彼女に救いを告げました。


彼女は、この先にある末路を知っていました。自分が見るであろう恐ろしい景色を。


川がながれ、黒く赤い世界。


彼女は逃げました。

唯一の同じ種の元に。

男を紹介されました。

彼は私を救ってくれました。

彼は死んでしまいました。

私は

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