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Jack the Joker.  作者: 風蓮
第一章  真白き夢
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この世界には、伝説がある。

『Jack the Joker.』という名の、誰でも知っているおとぎばなし。


むかしむかし、世界がまだこの形になる前のこと。

世界には災厄が訪れていました。

その災厄を打ち倒すべく、ある人間の少年が立ち上がりました。

幼い少年は仲間を集めながら世界中を旅して回り、災厄が撒き散らしたたくさんの災いを倒しながら強くなっていきました。

いつしかその少年は、勇者と呼ばれるようになりました。

長い時を掛けて災厄を滅ぼす力を身に付けた勇者は、仲間たちと共に災厄と激しい戦いを繰り広げました。

そして勇者は災厄を倒し、世界には平和が訪れたのです。


そんな、どこにでもありそうな言い伝え。

それがおとぎ話でありながらなお広く知られているのは、まるで呼応するような予言があるからだ。


『ある日、魔法使いが現れる。

 その後、勇者が甦る。』

『そして、災厄が目を覚ます。』


予言は絶対だ。

不可解でも、突拍子がなくても、理解が及ばなくても……おとぎ話を彷彿とさせるものでも、予言は外れない。

だからこそおとぎ話に過ぎないこの伝説がずっと語り継がれているのだろう。


Jack the Joker.

なんの変哲もない幼い人間、ただ一枚のカードにすぎないジャックが世界を救う勇者へと、ゲームをひっくり返す最強の切り札、ジョーカーへと変わる物語。

幼い頃、誰もが一度は憧れた、英雄の物語。






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