序章 どちらを選ぶ
いきなり始めました。まだ、グダグダですか宜しくお願いいたします。
僕は、人間を辞めたいと願った。
どこか遠くに行きたくて。
遠い遠い世界で責任から解放された自由の国へ行きたくて。
いつも、いつも、自分の世界に閉じ篭ってた。
でも、今日で終わりだ。
不思議な扉がある。
赤い扉が。
その門の前に一人の老婆がいた。
銀髪の老婆。
魔女のように怪しい瞳を持つ彼女に僕は、何を問いかける。
「僕は、一度死にたい。」
『転生を望むか、我。』
「転生したら自由になれるのか?」
『さあね、この世で幸せに生きれなかった人間は、何かに転生しても美しく生きることは出来ないだろうよ。』
「僕は、芸術に遂げなくてもいい。自分に正直にありたいんだ。でも、この世界では無理だ。人間では無理だ。」
老婆は、醜い僕を嘲笑う。
笑う。
笑う。
笑う。
『過去に囚われたら終いさ。そうだね、じゃあ、あんたに仮期間を与えよう。何になりたい?』
「仮期間?」
『転生後の仮の期間さ。1ヶ月だ。1ヶ月で自分を決めな。納得できなければ人間に戻ってもよし。納得できれば、その生物になってもよし。でもね、その期間内に判断が出来なければ、あんたは死にな。転生は出来ない。どうだ? お前には悪くない課題だろう。』
僕に迷いはなかった。
「課題を受けたい。その扉の向こうに開けた世界があるのなら。」
『よく言った青年。さあ、願え。自分は何でありたいか。ただね、一つだけ言っておくよ。幸せは、実態が変わっても全く変わらない。転生してもお前はお前なんだからね。自分の人格は変わらないんだ。おとぎ話じゃないのだから。』
「あぁ、分かってるよ。」
僕は、背中を押された。
赤い扉の前に立つ。
そこから、白い透き通るような手が現れた。
僕の首を掴む。
「うっ。。。。。。」
一気にこの世界から遠ざかった世界へ進み始めた。
自分の意思ではなく、誰かに誘われるかのように。
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