ACT.2
第1話、『因果』で、守護霊の瑠璃、8歳に片想いをした主人公の崇剛。
彼の性癖は、スピリチュアル コンプレックス、略して、スピコン。
物腰は優雅で貴族的で中性的。背丈は178cm。
千里眼のメシア保有。
魂の澄んだ人に性別、年齢関係なく惹かれ、ベッドに絶対に誘うバイセクシャルのダルレシアン。(*以後、ダレンと略する)
皇帝で天使、青年で少女、大人で子供、様々な面を持ち中性的。背丈は192cm。
魔導師のメシア保有。
崇剛の名前と写真を見た時に、自分が同性愛者だと気づいてしまった彰彦。
男気があり兄貴肌で、どっからどう見ても男。背丈は187cm。
崇剛に振られるが悪霊退治のため同居することとなった心霊刑事。
その他、天使5人。
ラジュ、カミエ、シズキ、ミダル、クリュダが少しだけ登場。
ある日、ダレンの元へ、ある荷物が届いて……。
ダレン:ふふふっ。やっと届いた〜。ボクずっと待ってたさ〜ん♪
着替えたのち。
(どうしようかな?
俺に出来ることって、何だろう?
みんなが幸せになる方法……?)
金の光が空から降りてくる。
(All rithgt, I!(わかった! ボク)
計画スイカさ〜ん♪)
ミダル:間違ってるわよ〜、ダレンちゃん。それは、遂行ね。
クリュダ:このままにしておくんですか?
シズキ:俺は関わり合いたくない、貴様らだけでやれ。下品……んんっ! 口にもしたくないし、未来も見たくない!
カミエ:誰の趣味だ?
ラジュ:私ではありませんよ〜。獅子鳴命様かもしれませんね。神から今、直感と天啓が降りましたからね。
天使全員:はぁ〜……。ダルレシアンと思考回路が一緒……。
彰彦の部屋のドアの前。
ダレン:彰彦〜?
彰彦:あぁ? 開いてんぜ。
ダレン:あのさ。
彰彦:てめぇ……何で、女郎の服なんか着てやがんだ?
その場で、ダレンは服を見せるように一回転する。
ダレン:可愛いでしょ?
彰彦:お前さん、そのまま、外に出るんじゃねぇ。
ダレン:どうしてだい?
彰彦:モノが見えてっからよ、公然 猥褻罪でしょっぴかれんぜ。
ダレン:きゃあ! 彰彦、ボクの見ないでよ。
彰彦:てめぇが見せてんだろ。
ダレン:興奮した〜?
彰彦:するわけねぇだろ。
ダレン:えぇ? ボクのも見てよ。
彰彦:よかよ、スカートの丈、下げろや。
ダレンはスカートの丈を下げる。
ダレン:しょうがないなぁ。よいしょっと……。
彰彦:用は?
ダレン:あ、そうそう。崇剛がね、ボクと彰彦に話があるって。
彰彦:そうか。
ダレン:だから、一緒に行こう。
彰彦:あぁ、いいぜ。
崇剛の部屋のドアの前。
ダレン:崇剛? 中に入っていいかい?
崇剛:えぇ、構いませんよ。
ダレン:Ta-da!(じゃ〜ん!)
崇剛:なぜ、そちらの服を着ているのですか?
ダレン:女の子の服着たかったの。JKの制服! ネットで注文したんだよ。
彰彦:JK? また知らねぇ、単語使いやがって。
崇剛:JKとは、何ですか?
ダレン:女子高生の略だよ。
崇剛:そうですか。ですが、ダルレシアン、そちらの服装で、屋敷の中を歩かない方がいいですよ。
ダレン:どうしてだい?
崇剛:下着が見えています。みなさん、目のやり場に困りますよ。
ダレン:えぇ? まだ下げるの? ミニスカートだから可愛いのに……。
崇剛:そちらの丈は元々その長さなのですか?
ダレン:ううん、膝まであるよ。だけど、俺が履くと……。
彰彦:お前さん、背があっからよ、丈が短くなっちまうんだろ。
崇剛:上げなくても、十分短いのではありませんか?
ダレンはスカートの丈を下げる。
ダレン:う〜ん。よいしょっと……。
彰彦:崇剛、用を早く言いやがれ。
崇剛:いいえ、私はあなたに用はありませんよ。
崇剛と彰彦はダレンに同時に振り返る。
崇剛と彰彦:っ!
(惑わされた!?)
ダレン:ふふふっ。Stop!
こうして、ダルレシアンに崇剛と彰彦は静止の魔法をかけられてしまい、魔導師によって意識を奪われ、気づいた時にとんでもないことに……。