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12.6 許可が出た?

ここのところSさんに言われてからひっそりと恐れながら

天気の悪い日に車の中で糸鋸をっ切っていた。

今日も切るつもりで昼前に行こうとしたら

自治会の副会長Uさんが掃除をしている。


すぐに引き返しお題目をあげる、意を決して下に降りる、

「Uさんちょっとお話が」

「なんやねん?」

ちょっとこわもて自治会超ベテランの80才。


「こないだの台風で京北の作業場が壊れ今閉鎖になってますねん」

Uさんは掃除をしながらうなづき上のヘリコプター見上げる。

「そやけど小物だけは作らないかんのでどうしたものかと、

小さな糸鋸なのでベランダでやってみたのですが、やはり」


「ほう糸鋸ならわし知ってるで」

「そこで電線引っ張ってきて自分の駐車場でやろうとしたら

元管理人のSさんが飛んできて風呂場でやったらどうや、と」

駐車場にUさんを誘導しながら自分の車の後ろを見せた。


「あ、この糸鋸やったら全然問題ないんとちゃうか、

丸鋸なら問題やけど、電気も自分とこから引っ張って

るんやし昼間やったら全然問題なしやと思う」

ああ諸天善神とはこのように現れるものかと涙が出そうになった。


勇気を出してこわもての実力者に声をかけてほんとによかった。

これで嵐山デビューは本決まり。京北がなくても調子に乗らずに

こじんまりとならやっていけそうだ。感謝の題目をあげる。

考えてみれば駐車代月8000円で作業場ができたわけだ。

ばんざーい!!!!!

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