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花の意味

帰りの車内で清一が笑顔でつぶやく。


「アサガオか…」


「ん?どうしたんだ?」


清一が後部座席に座る俺達の方を向く。


「田中さんの話によると女子テニス部はよく考えずにアサガオを選んだらしいんだけど、それってすごく女子テニス部らしいなと思ったんだ」


杏子と俺は首を傾げる。


「女子テニスらしいって、アサガオを選んだ事が?」


杏子はわからないといった表情で清一に尋ねた。


清一は笑顔で大きく頷く。


「二人は花言葉て知ってるかい?」


「知ってはいるがかなり有名な花言葉しかしらないな。薔薇とか」


清一は顔を前に戻す。


「実はね、アサガオの花言葉は……」


俺達はそれを聞いて納得した。


自然と笑みがこぼれる。


確かに女子テニス部らしいな。


杏子もニコリと笑っている。




車内のラジオから七夕市が梅雨明けしたとの内容が流れてくる。


俺は窓から空を見上げぼそりと言った。


「固い絆か…」


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