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夏生詩集3

言の葉

作者: 夏生

言の葉、と書いて言葉と読む

植物のような名前です


言、は花です

美しくやさしい言

醜くつめたい言

色とりどりに咲いています

葉は言をそっと支えています


言の葉、と読むと

言より葉の方が主役のようで

花を支える健気な姿にやさしい光が

あてられたように見えます


言葉、と読むと

言も葉も重なり一つになって

力強く咲いているように見えます


言葉を紡ぐとき

紡いだ者の心が宿るといいます

心の通りの言の花が咲くと


虚が含まれた言の花は

すぐに枯れてしまい

激が含まれた言の花は

人を傷つけてしまう


やさしさが含まれた言の花は

人の心に消えないやさしさを残し

ありがとうが含まれた言の花は

人の心の支えとなります


やさしさや、ありがとうの言の花を

一つでも咲かせることができたなら

人に捧げることができたなら

これほどうれしいことはありません


美しい言葉の花を一面に咲かせることが

私のささやかな夢です





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― 新着の感想 ―
[一言] 夏生さん、コメントを失礼いたします。 個人的なことになりますが、「言の葉」という言葉がとても好きで、作品を拝見させていただいて、素敵だなと思いました。 言葉の花、大事に育てていきたいですね…
2014/06/13 01:26 退会済み
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