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猫耳アサシンは何を思う?

 

 キングゴブリンの一件から数日が経っていた。キングゴブリンが3体でてきたということは各チームに伝わっていた。しかし、わざわざあのやり方でキングゴブリンを増やすという意味はないというのが結論である。確かにキングゴブリンの討伐率が上がっていくというのも知名度が上がると考えられていたが、リスクが高すぎるのが実情である。そして、何よりキングゴブリン2体をたった4人で討伐したという伝説的なことが起きてしまっていてそれ以上すごいことはできないというものが多かった。まあ、1部では大笑いで楽しんで話を聞いていたものもいたそうだが。

 また、ジョージが死んだということはそこまで大きく報道されていなかった。その理由は、ジョージの父親からの要望であったのだ。本人の横暴を止められず、様々なわがままに目をつぶってしまっていたそうなのだ。

 その一方でその一件でかなり有名になったチーム・安らぎの宿木はというと・・・ほぼいつも通りの生活に戻ったそうだ。そもそも噂になったのはあくまでたった4人で倒したという事実だけであったからだ。ハルたち以外にその場に残っていたものがいなかった。チーム名はまったくばれていないのだ。しいて変わったいや、明らかに変わったということと言えば・・・


「これはどういうこと・・・」


 アリスがそう今までに見たことのない怖い顔で言ったのはなぜかというと・・・


「主様~!どうぞ!召し上がりください!」


「い、いやミーシャさん?大丈夫ですよっ!自分で食べれます!」


「ミーシャさんだなんて!ミーシャでいいですよ!主様~!」


 ミーシャがベタベタとハルにつきっきりになっていた。


「あのミーちゃん?さすがにベタベタし過ぎて言うか?どうしてハル君にそんな感じなの?」


 ここ数日間ずっとこんな感じであったミーシャにさすがのクレアが聞いてしまった。そう言われるとミーシャは顔を赤くしてそう言った。


「いやーそのですね、アリス様にもクレア様にも感謝をしているのですが、2度も助けてもらった上にかっこいい助けられたらもう・・・主様にもう命を懸けて忠誠を誓うしかないかと・・・」


「「「・・・・つまり?」」」


「主様にべた惚れしました♪」


「「「まじすか・・・・?」」」


「はい!というわけで主様!!色々しますよ!!おはようからおやすみまでご奉仕いたします!!」


「「な!」」


 そう言ってミーシャはしっぽを振りハルに飛び込んできた。飛び込まれて戸惑っているハルとそれに驚いているアリスとクレア。


「ちょ!ミーシャさん?!」


「なんですか、主様?あ・・・そんな主様まだお昼前までですよ・・・お夜伽は名前の通り夜にやるものですよ・・・?でも・・・主様がそんなにまたしたいなら・・・きゃ」


「キャラ変わりすぎじゃないですか?!というかまたってなんですか!」


「猫かぶってました♪獣人だけに」


「いや、全然うまくないですからね?!」


 抱き着いて照れながらも体を密着させてくるミーシャ。


「・・・ハル?」


「アリス?!その右手の炎はなにかな?!」


「・・・浮気者には・・・デス」


「最後の語尾がなんかおかしい?!」


 冷や汗をかいているハルの横でマジックボールの準備ができているアリス。


「・・・ハル君?」


「く、クレアさん!助けて・・・」


 明らかにヤバい状態になっていることを感じたハルはクレアに助けを求めるが、


「またって何かな?」


「へ?」


「もしかしてミーちゃんがそんな風になってるからってそんなことやってたの・・・?」


「してないですよ?!」


「・・・あとで説教タイムね?」


「話を聞いて?!」


 明らかにハルに説教タイムに入る気満々のクレア。


 この状況を改めてみてハルは思った。


「だれかたすけてくれえええええええええ」


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