焦る二人は
「そう言えばハル君さあ」
「何ですか?」
口ごもりながらこっちを見てくるクレアに首を傾げるハル。そして、クレアはやっと決心がついたのかこっちを見て
「私のステータス気になる?」
「え?」
「だってこの前の一件で秘密にしてたのってそれだけだし」
と言ってきた。最初戸惑うハルであったが、改めてクレアの方を見てこう言った。
「うーん、僕としてはこの前の通りクレアが何者でも気にしないんで無理しなくても?って感じですかねーそれに覚悟しないといけないですし」
「覚悟?」
「だってそれだけ大切なものなんですよね?」
「あーこの前のは言い訳みたいなものだし...」
そういわれたハルはどうしようかと思ってしまった。確かに今後のためにもステータスを知っておくと便利なのは確かなのだ。
「まあ、ハル君が良ければだけどね」
「うーん」
そのように悩むハルにアリスが一言。
「ハル、いざとなったら責任取ればいい。」
「「はい!?!?」」
その一言で物凄く動揺したハルとクレアは慌ててアリスの方を見た。
「何言ってんすか、アリス!」
「そうよ、まだそういうのは唐突過ぎ、じゃなくておふざけはやめなさい!」
2人揃って慌てているのを見てアリスは一言。
「2人とも焦り過ぎ」
まあ、ハルとクレアには聞こえてなかったが。
そして数分たってからやっとハルとクレアが落ち着いたのであった。
「全くアリスは・・・」
「クレア叩かなくても...」
「問答無用!」
「あのそのくらいで...」
「・・・そうね、じゃあ、見るってことでいい?」
「は、はい!」
クレアの説教モードがそのままだったのでその勢いで頷くハル。
「・・・計画通り」
「なんか言った?」
「いえ!」
クレアににらみつけられたアリスは真面目な顔で返事をした。
「はあ...まあいいわ。はい、じゃあ、これが私のステータスよ」
名前:クレア・ローズ
種族:人間≪ヒューマン≫/魔族
職業:ヒーラー☆/半魔族
力 :8000
技術 :50100
生命力:10900
俊敏性:9300
魔力 :123474
スキル:回復力向上
種族操作
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