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セレナーデ
甘味処の爺さんは
腰が折れ曲がり
気力のない髪の毛は
結われている。
若者は皆それを馬鹿にする
女々しいだとか
汚いだとか
普段は言わないくせにと
爺さんは空虚を蹴り
道端に落ちたゴミを放り
何も言わず。
煙草と酒で
肺と肝臓は曇り
破壊衝動に襲われた
明るい夜と暗い昼は
古時計を照らし
秒針は次第に盗まれた。
人々の休息を
一瞬にして奪い去った。
笑いあった日々は
互い合わせに死を
刺して刺して刺して刺して。
出た血は水よりも濃く甘い。
紫色した神経は腐り果てていた
醜い。




