目次 次へ 1/6 罰 悩まされた人はここにおり 親が法に触れ 一つの人生が転機を迎え 罪は付いて回る。 寄り添うはずの先生が 可笑しなことを言っている 虚無だったり、明るかったり、時に悲しく、 日々悩まされては 身体を削がれ、心が爆発し 聞く音楽も次第に枯れ 罪と罰と晩年を暮らし 何もしてこなかった人生が 弊害を持ってきて アパートの一室は死に 夜更けも夜更けも腐敗した世界を 死んだはずの目から眺めていた。 かすかに涙の匂いがした。 床で身体と一緒に溶けた。