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花束  作者: 天邪鬼の友
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10話

そのあと、僕はそのまま、席について、次の授業の予習でもしようかと思って、教科書を開く。

が、なんだかこう、身が入らない。

原因はだいたいわかっている。

僕は不器用な人間だ。とても自覚がある。

後悔することが多いからだ。

例えば、町で外国人の落としたものを本人に渡すとしよう、そのとき、ふつうに「Thank you.」と返ってくるだろう。それから僕は「Your welcome」と返すだろう。問題はそのあとなのだ。僕は’have a good day’ぐらい言えばよかったか??それに愛想も悪かったかもしれない。とか今となってはどうしようもできないことに対して、深く考えてしまう。人によっては励ましで、長所だよ。といってくれるだろう。まぁ何にしろ、うまく言葉にできず結果誤解を生むことがよくあるし、それに対して後悔するということがよくあるって話だ。


不器用だからか、それともなにか別の理由があるのか、いつのまにか孤立していることもよくある。だから、彼女は僕といても楽しくないから、きっと、きっと、きっと。

僕を選んではくれない。

でも、心のどこかで、期待しているジブンがいることにひどくイラついた。

期待して、期待してかなわなかったら??この泉のようにあふれてくる感情をどこに捨てるつもりだ?


「おい、おい、おいってば。」

隣の授業中にしか話しかけてこないやつが珍しく、話しかけてきたなぁなんて思っていると、周りのクラスメイトが全員たっていることに気づく、目の前にはあきれたようにことらを見る先生がいた。

いつのまにか昼休みは終わっていたらしい。

いっちばん、恥ずかしいやつじゃないか・・!

顔に全身の熱が集まるようだ。あくまでポーカーフェイスでいるつもりではあるが、どうなることやら・・・。

ついてないな。

こうして午後の授業は始まった。

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