前書き
初めまして、またはどうも。天邪鬼の友です。
突然ですが、皆さん。恋をしたことありますか?
ある人もそうでない人もいらっしゃるかと存じます。
私は高校生のとき本当に胸が苦しくなるとはこういうことかという恋をしました。
今回はその体験談をもとに書かせていただいておりますが、もちろんすべてが本当というわけではございません。しかし私が感じたこと、出来事は事実に基づきつくられています。
ハッピーエンド、バットエンドどちらか私にもよくわかりません。事実に基づくかそうしないか迷っています。
題名にあります花束は様々な花からできています。ひとつは、アンスリウム。アンスリウムは熱帯アメリカから西インド諸島に約600種が分布している花で、花言葉は「煩悩」「恋にもだえる心」です。初めてこの花の存在を知ったとき、葉っぱかなと正直思いました。ハート形の仏炎苞とその中央にある花の突起の形から、ギリシャではハートに刺さるキューピッドの矢だとする言い伝えがあるそうです。
二つ目はクロッカス。色は紫です。紫のクロッカスには恋したことへの後悔という意味があります。
三つ目にマリーゴールド。花言葉は変わらぬ愛、絶望、悲嘆。
四つ目にアネモネ。赤色は貴方を愛す。白色は期待
青いアネモネは堅い誓い。
夏目漱石の「こころ」のように、名前が出てきません。彼女、僕、A、Sが実際ではどんな人物なのか想像しながら、この物語を読んでくださると幸いです。