6話 蠢く者が もうひとり?
バっカじゃねえの?
フェルク騎士団 訓練施設
クロス「え?」
なんで
自分から
言っちゃいけないこと
ブチ巻けた?
デルゼ「クロス・フェクト?」
クロス「・・・デルゼか」
デルゼ「リアナに
言いなりになる未来が
決定だな?」
クロス「・・・お前・・聞いてたのか?」
デルゼ「まあ
ジアスタに絡んでて
ルペンスの被験者で
オリアを宿してるくらいしか
クロス「・・・」
デルゼ「そのくらいしか
聞いてないよ?」
クロス「・・・全部・・聞いてるじゃん」
デルゼ「もうやめろよ?
スパイだかなんだか
知らないけど
めっちゃ向いてないから?」
クロス「・・・」
デルゼ「第一
”心の叫びは納得してるのか?”
クロス「・・・なんで・・それを」
デルゼ「応えろよ?」
クロス「・・・心の叫びは・・否定している」
デルゼ「だろうな
使命と違うもんなぁ
クロス「お前!
何か知ってるのか!?」
デルゼ「お前みたいに
バカじゃねえから
自分から話すかよ?」
クロス「それって
話したら俺みたいに
バカになるってこと?」
クロス「・・・つまり」
デルゼ「さすがの洞察
そうだよ?
俺は
お前みたいな者だ
デルゼ「もしかしたら
フレシェルは
俺を警戒して
動いてるかも
しれないのにな
クロス「・・・え?」
デルゼ「まあ
可能性の問題だ
本当は
ジアスタに絡んでいる
クロスに警戒しているのかもしれないし」
クロス「・・・どっちだよ?」
デルゼ「まあ
心の叫びに
素直になった方が
良いんじゃね?
デルゼ「”俺の経験から言ってな”」
クロス「・・・
・・・お前・・まさか?
デルゼ「想像にお任せするよ
お前 面白いな?
たしかに
オリアの宿主なら
ルペンスに
耐えられるかもな
ジアスタも
面白い玩具を拾ったな」
クロス「・・・」
デルゼ「そう警戒するなよ?
もしかしたら
お互い利用し合えるかもよ?
良い事も悪い事もな
デルゼ「まあ
バレないように
根回ししてやるよ?
俺と
お前のためにな
クロス「・・・」
宿舎 帰り道
デルゼ「・・・
おもしれー者
見つけた
デルゼ「(どうなるんだよ?
オリアにルペンス
覚えさせたら?
チート級に
なるんじゃねえか?
まあ
俺のオリア
”ラグがイア”なら
余裕で耐えられるけどな
デルゼ「(あいつのオリアが
どこまで耐えられるのか
見物だな)」
デルゼ「(とりあえず
根回ししてやるか
利用するのもされるのも
おもしれーし
デルゼ「(とりあえず
アズべス・ガルファーと
シユ・アストリア
この二人は
知られたらやばい
アズべスは
単純に口を滑らせる
シユは
その知性と知識と
好奇心で
何をするか
わからない
この二人だけは)」
宿舎の玄関を開けた
宿舎
リアナ「でね~でね~
クロス・フェクトって
実わね~」
アズべス「ええええ!
あいつ
そんなやつと!?」
シユ「なるほどね~
興味深い」
デルゼ「・・・
・・・ムリだったわ




