2話 運命
へぇ”リアナが”まとわりついてるよ
デルゼ「アズベスがキレなきゃいいが
巻き込まれるのは ごめんだぜ?」
頭に痛みが走る
デルゼ「・・・また なんで 今さら」
さらに痛みが走る
デルゼ「・・・」
デルゼ「・・・
・・・やめろ
・・・思い出させるな
休憩スペース
訓練施設を見て周った二人
クロス「・・・広すぎる」
リアナ「世界の災厄に備える組織”フェルク騎士団”
馬には乗らないんだけどね」
クロス「・・・なに それ?」
リアナ「昔は乗ってたみたいね その名残よ」
クロスをみつめる
クロス「・・・なんですか?」
リアナ「貴方は人間なの?」
クロス「人間以外の何が居るんだ?」
リアナ「・・・
不思議な女神
エタシュ
オリア
ヴァーデ
天使
ラムスクロウ
ルペンス
チルドレン
クロス「・・・」
リアナ「それとも
もしかして”作者”か”対”だったりする?」
クロス「・・・何を言ってるか・・わからない」
リアナ「それもそうね
”伝えられていない”からね」
クロス「君って頭おかしい?」
リアナ「こんなこと聞くの君が初めて
他の人に言ったら
今の君のような反応されるだろうからね」
ブラックコーヒーをわたす
クロス「ありがとう」
リアナ「・・・」
リアナ「君とは同期のはずなんだけどね
二か月も何してたの?」
クロス「・・・」
リアナ「それが
あり得ない動きができた理由?」
クロス「何のことだ?」
リアナ「・・・
大丈夫だよ しらばっくれても
ぜったい 暴いてあげる
クロス「・・・怖いって言っていい?」
リアナ「うん よく言われる」
リアナ!そいつは誰だ!?
リアナ「アズベスか
うるさいのが来たね」
アズベス「そいつは!?」
リアナ「私の新しい男」
アズベス「・・・
前に男が居たことあったっけ?
・・・そういうこと言わないの?
クロス「経験豊富な感じを装ってたのリアナ?」
リアナ「彼はアズベス・ガルファー
嫌だろうけど仲良くしてあげてね?」
クロス「人権が無い人ですか?」
アズベス「・・・初対面で
そういうこと言うやつか」
何かトラブルでも起きると
思ってたけど
デルゼ「そいつにリアナを取られるぜ
アズベス?」
アズベス「・・・おちょくる奴が増えた」
クロス「・・・やっぱアズベスって
そういう扱い」
デルゼ「デルゼ・アウレだ
リアナが認めるなら
高評価しようかなクロス・フェクト?」
クロス「リアナは訓練生の中でも一目置かれてるのか?」
デルゼ「あの ルルゥ議長が
自ら育てたいって言うくらいだしな」
遠くから その4人を見る者
シユ「・・・」
シユ「・・・なんで
この4人が揃う・・速すぎる だったら
ヴァルシも参加していいかな?
1000年前のように