2.『突然ですが、夏祭り会場がダンジョン化しました。脱出したいんですが眩しすぎる浴衣姿の幼馴染が花火始まるまで帰らないって駄々こね始めたのでちょっと完全攻略しちゃいます。』
これもなろラジで読まれなかったヤツ……汗
【タイトル】
突然ですが、夏祭り会場がダンジョン化しました。脱出したいんですが眩しすぎる浴衣姿の幼馴染が花火始まるまで帰らないって駄々こね始めたのでちょっと完全攻略しちゃいます。
【あらすじ】
どこかの国の研究のなんとか次元なんとか装置がなんか大変なことになって突如『ダンジョン化』という現象が世界の各地で起こるようになった。
遺跡や洞窟は勿論のこと、デパートやアーケード街、果ては民家一軒がダンジョン化によって、その状況・環境に合わせた罠や魔物が出てくるようになり、そのダンジョン化を元に戻すためにダンジョン核を壊す専門業者も今では少なくない。
そんな中、多分普通の高校生である俺、生國魂陸は幼馴染である愛染まつり《あいぜん・まつり》に連れられて夏祭りにやってきた。
二人そろえばいつもの通り、はい、夏祭り会場もダンジョン化―!
なんだって? 一階層では人魚救いに、スライムヨーヨー釣り、スーパーボム取りの水のフロア? 二階層は燃える鉄板地獄の火のフロア、三階層は当ててなんぼの運試し遊戯フロア、四階層はお化け現る闇のフロア、五階層甘い誘惑フロア、最終階層はリッチと死の踊り子たち待ち構えるボスフロア!?
無理無理無理ゲー、ってなわけで、大人しく脱出しようと思ったら浴衣姿の幼馴染が花火見るまで帰らないって言いだしたんですけどお!
いや、花火見るにはダンジョン核壊して攻略しなきゃなんですけど。
泣いてるんですけど!? そんなに見たいか花火!? え? ジンクスがある?
ジンクスって何さ? 言えない? 泣かない! お願い! 泣かないで!
ああもう! そこの人魚救いのマスターさんよ、ポイボルグ一本よこせ! こうなりゃやけだ! おい、半魚人ども! そこの人魚さん俺が救わせてもらいます! んでもって、夏祭りダンジョン、完全攻略してやろうじゃねえか!
この物語は、自称多分普通の男子高校生と好きな人への執念が絶対普通じゃない女子高生の愛と笑いのダンジョン(と好きな人)攻略の物語である。
お読みくださりありがとうございます。
これ、原案で書いてみたいなあと思ったらご一報ください。
あらすじにある通り書き手様が凄すぎて、書籍化とかそういう話になったら、また、その時に。