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悪役魔女は町へいく

「こまったわ!!」


そう、本当に困った。なんとなああくの情報だけど私の立ち位置は悪役のラスボス存在!


「誰に私は倒されるのよ!?攻略なんとかって何?

うあああーしかもこの前私やらかしちゃったよ?!」


流石ラスボスとやら、凄い破壊力抜群だったわ!


「私はお花やキラキラ星を振るとかメルヘンチックなのがよいのに!あとタケコプターとかそんな道具を出せるロボットを魔法で作りたかった!」


ベットでゴロゴロと悶えていたら


コンコン



「ジャンヌ?夕食の時間よ?」


「お母様っ!今いきまーす!今夜は何?」


「野菜シチューとウインナーパイよ。さあ食べましょう」


私はおばあ様、お母様と三人で楽しい夕食を過ごしたけど…


おばあ様、お母様は魔女だけど私一度も魔法使ってるところみていない。このまえの事やっぱ相談したほうが…あ、いや!皆んなと会ってるのバレちゃう!


黙っておこ。うん!




次の日、いつもの午後私達四人はいつもの場所で待ち合わせる。


「ジャンヌ、どうしたの?むずかしい顔をして」


シラユキ君はあれから林檎を初めて食べて、大好物になったので林檎をいつも渡して皆んなでおやつとして食べている。

うん、もう色々何が起きたかわからなくなってきて私は食欲もなく、ポロポロと泣いた。


「わ、わたし、誰かに倒されちゃうかもしれないわっ…!」


シラユキ、ライル、フランは一体どうしたと首を傾げ


「僕らにもわかるように話して?ジャンヌをいじめるやつがいるの?」


「なんだと!?俺がやっつけてやる!だれだよ!?」


「ライルうるさいよー。君もほら、泣かないで。どういうことなの?君は僕らメンバーのボスになったんだから堂々としてなよ」



「ボボボス!!?悪役ボスはいやっ!」


私は首を横に振るとフラン君は困った顔をし、

隣にいたシラユキ君は

「悪役でないよ??どうしたの?林檎も7個しか食べてないし」


「いや、そこは充分すぎるくらい食べただろ」


シラユキ君は私の頭を撫でて笑顔で

「僕らメンバーのボスは悪役でなくて正義の味方だよ。

ジャンヌがいいこだってわかるよ」


「正義の味方…なんかカッコいいねっ」


「「立ち直り早っ!」」とライルとフランは突っ込んだ。


「やっぱり私っておかしいのかな。ほら、最初皆んなだって髪白いのみた私を見て驚いてたじゃない?」


「ジャンヌの髪はきれいだよ。白い雪みたいで素敵だよ」


シラユキ君相変わらず褒めてくれるのはありがたいけど、なんか恥ずかしいけどありがとうだね!


「うん!俺もキレイだと思う!ほら!マシュマロみたいで真っ白でいいじゃん!」


ライル君マシュマロって私食べ物でないんだけどなーでもいつも率先して色々遊んでくれてるライル君には感謝だね!


「僕は最初怖かった、っていうのが本音だけど、ジャンヌは思ってたより魔女らしくないというかただの食いしん坊さんだよねー」


私食いしん坊かな?!フラン君はいつもお昼寝しては遊び色々知らなかった私に教えてくれてたり親切な子だよね!


「へへへ…私みんなだいすき!ありがとう!」



「不意打ちにその笑顔とセリフはやめてよ」


とフランはつぶやき。


「だ、だいすきって…おまっ…」


とライルはテンパり。


「……」


シラユキは固まっていた。



三人は何故か顔を赤くしていたけどどうしたのかしら?風邪??



「よし!私いいこでいるよ!目指せ!断罪回避して平和にのんびり暮らすんだ!オー!」


「ジャンヌ意味わからねーぞ。それ」



それに、私やっぱり町へ行ってみたい!!森の中しか知らないのも将来不安だよね!



「皆んな、あのさ私町へ行ってみたい!」


三人は驚いた。


「…僕は反対だな、ジャンヌがいじめられちゃうかも…」


「君がいいこなのはわかるけどー、みんなびっくりするんじゃないかなあ」


「フランの国が近いんじゃないか?行ってみるのも冒険じゃん!」


さすがライル君!話しわかるでないか!


「みんなぁ、お願い…私一度も町へ行った事ないの…」


涙目で訴えるジャンヌにシラユキとフランは折れた。


「ジャンヌになにかあったら僕が皆んなを氷漬けにしとくよ」


「シラユキっ!僕の国の民にやめてよぉ!こわいよ!

ま、何かあったら僕が止めるさ」


「俺もいざとなったら守ってやるさ!フランの国は桜が沢山咲いてるんだ!行こうぜ!」



「うん!!!」



私は初めて森の中から抜け出し、シラユキ君、ライル君、フラン君と一緒に町へ向かった。


うん!ほんのちょーっとでてどんなところか見るだけ!

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