表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

200字小説・300字小説

言葉のデッドボール

作者: 柿原 凛

「誰か良い人がいたら紹介するね!」

 その言葉がいつも余計なのである。

 だからこの瞬間まで告白しなかったのに。

 今までずっと側にいたくせに、最近冷たいと思ったら知らない間に彼氏ができていたって。

 いくつもの硬い鈍器が、最後の最後に心にぶつかってくる。 

 そして最後に大きなデッドボールを俺に与えて、泣きながら笑いかけてくれた。

「本当は好きだった。運命の人だって、本当はずっと思ってたんだ」

 俺は笑いながら泣いていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点]  そして最後に大きなデッドボールを俺に与えて、泣きながら笑いかけてくれた。 「本当は好きだった。運命の人だって、本当はずっと思ってたんだ」  俺は笑いながら泣いていた。 この部分が切ないで…
[一言] わかります。その気持ち。。。泣
[一言] 拝読しました。 これぞ凛さんの世界。 切ないです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ