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俺はふと、記憶の奥底を探ってみる。
夢か現か、幻か?
涙の意味は何なのか?
苦しいとは何なのか?
君というものは何なのか?
嬉しさは所々で俺に話しかける。
「君は今、幸せですか?」
「いいや、別に?」 俺は答える。
寂しさは俺に話を振ろうとする。
「君は一人でもいいのかい?」
「ああ、寂しくはないよ、、、」
悲しさは俺に言葉を投げかける。
「君は一体、何がしたい?」
「それは、ただただ死にたいだけだ・・・」
君は俺に言うのである。
「あなたは良い人―――」
じゃあ、なぜこんなことになるのか?
俺には意味が分からない。
愛が愛で無くなった時、それは一体何になると思う?
それはゾンビさ、 寂しさゆえの一人の人生。
そうだ、 俺は無意味に生きるだけ。