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正社員どころかバイトにすら受からない無職  作者: Rybka


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続金属リサイクル工場に自分から売り込む

 その会社は電車を使って約40分ほどの距離にある隣の市の金属リサイクル工場からだった。なんでも現在求人募集はしていないものの、わざわざそうやって問い合わせてくれたのだからぜひ見学と面談をしたいと返してくれたのである。


他の同じような業種の企業は完全にスルーしていたのにこういうことをしてくれるところもあるのならやってみた甲斐があるものだ。ということで早速履歴書を送ってそれの日取りを決め行ってみた。少し待たされたもののメールを返信してくれた人が出てきて色々と説明してくれた。その間もたびたび電話を受けて中断していたのでかなり忙しいようであった。工場を見学させてもらったり、手の空いている社員の方とお話しさせてもらったとそれだけで1時間以上経っていた。それだけで今までのどの面接よりも長い時間になる。その後は場所を移して履歴書を見ながらの面談が始まった。そこでも会社の資料などを見せて詳しい説明をしてもらった。そこでそのとき求人募集してないのは社内工事を行っており仕事量が減っているため新入社員を取る余裕がないということも教えてくれた。とはいえ、希望者がいるならぜひ社長に紹介したいとのことでこれはかなりいけるんじゃないかと思っていた。しかし、後日結局社員としてもバイトとしても今は人を雇う余裕がないため今回は採用見送りとのメールが来た。残念ではあったもののいきなりメールしてきた相手にここまで時間を割ってもらったことを考えると恨む気にはなれないのだった……。

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