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幻想の万屋  作者: ソルティー
一章:万屋との邂逅
8/8

依頼4件目: バトルと 名付けセンスと 必殺

 こんばんわ、マーボです。

 前回は………白夜が熊男に殴り飛ばされました


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「は、白夜ぁあああああああ!」

「ん、なに?」

「うぉおう?!」


 目の前で殴り飛ばされたのを目撃したから叫んだのに気づいたら真横にいた。

 しかし、なんとなく思っていたが。


「白夜って、瞬間移動でもできるのか?」

「ん。いどうするやつ」


 移動するやつ。

 一瞬で別の場所にいたり、飛ばされたと思ったらすぐ真横にいたり。

 超高速で動くか瞬間移動くらいしかないだろう。けど。


「白夜って幻想人種(ファンタズマ)の獣人………狐だよな?。どういう理屈でそんか瞬間移動を?」

「ん、あとで………教えてあげる。今は、あっち」


 熊男を指差す。

 熊男は先の確実に当てた攻撃を躱された?ことで怒り浸透。やたらめったらに暴れてる。


「ん………じゃ、いく。よ」


 左手で鞘の持ち手を掴み、刀の柄を右手で握る。

 握ると同時に鞘が変形し、各部から蒸気が噴射。刀と鞘にロック機構があったらしく、それのカキンっと、外れる音がする。


 そして白夜は左足を後ろに下げ姿勢を少し低くする。


「20%………READY………Go」


 白夜の足元。地面が小さく爆散すると共に、鞘を置いて白夜が消える。

 次の瞬間には白夜の握る刀で熊男を殴り飛ばしていた。


「いや斬らないんかい!」

「ん………斬ったら死んじゃう。というか、今目で追ってた?」

「え?あぁ。一瞬消えたと思ったけど、なんか追えた」


 白夜の反応的にやはりかなりの速度で動いたらしいが、急な移動で最初あたりは見えなかったけど途中からは目で追えていた。

 2秒もしない一瞬だから最初とか途中とか意味わからんけど。


「グゴォ………」


 飛ばされ、倒れ込んでた熊男が起き上がる


「ん。頑丈。手加減したから通り甘かった」

「アレで手加減してるのか」

「ん。それなりに飛ばすと公園の設備とか木とか………ぶつかって壊れたりするから…………薬に怒られ、る」

「気にするんだ」


 主に怒られることに。

 

「グォオオオオォォ!!」


 気合いでも込めたのか、熊男は起き上がり雄叫びを上げる。


「ん………当たる直前に威力殺して20%以下で打つじゃダメ………と」

「どうするんだ?」

「ん………幻影化人(ファントム)を元の幻想人種に戻す方法は………一つ。殺さず意識を手放させる」

「つまり気絶ってことな」

「ん………結構頑丈なのわかったし…………斬る」


 何かを手裏剣のように熊男に向けて投げる。

 目を細めてよーく見ると(※)鳥居の形をした金属武器だった。あの形状ってまっすぐ飛ぶものなの?。


※白夜の力で投げてるため普通は目を細めたところで形状はわかりません


 熊男が反応しきる前に衝突、両手でガードは間に合い、前に出てる右腕に深くささる………と思ったらゴキャァと重々しい鈍い音がした。

 そう、衝突しただけなのだ。それも中々に深くめり込んでだ。


「刺さんないの!?」

「ん、別に刃物じゃないし」

「グォオオオオオオオ!!!」


 かなりの大泣きのうめき声

 そら痛いだろうな。どー見ても金属のモノがありえん速度で衝突したもんな。

 自分だったらと思うとゾッとする


 そんな熊男に構うことなく白夜は刀を構える


「奥義………」


 奥義ときた。攻撃という攻撃を2回?しかしてない故に白夜の実力が今の所異常なパワーとしかわからないこの状況下。一体どんな技が


「0距離パンチ」


 刀を手放すと同時に一瞬で完全にその場から姿を消し、熊男の前に現れると強烈な腹パンを打ち込む。

 

「オッ……ぉぉお………」


 ぐりんっと熊男は腹を抑えたまま白目となり泡を吹いて倒れ込んだ。

 すると、不自然なほどみるみる姿が縮み、クマの耳やらは幻想人種としての特徴が残りつつも背丈は平均男性くらいになった。


「…………結局斬ってないし。それ、ただの腹パンじゃね?」

「ん。そうとも言う」

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