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第六話




これがスライムか。漫画とかゲームだと最初の雑魚キャラだけど。俺は剣を構えた。どうやらスライムも俺に気付いたらしい。

俺はスライムに向かって走っていき剣を振った。しかしスライムは高く跳ねてかわしてしまった。そしてスライムは俺に突っ込んで攻撃してきた。

(ケント)「痛った」思っていたよりスライムの攻撃が強い。防御力が10じゃ厳しいか。そう、俺の能力値は全て10。このまま闘いが長引けば、スライム相手に死ぬことだって可能性としては考えられる。だとすれば、その前に一撃で決めるのが最善策だな。

そう考え俺はアイツが跳ねながら動くのを見ながら避けるのに専念した。そして避けながらスライムが着地した瞬間をめがけて俺は剣を振った。剣はスライムを真っ二つにし、そしてスライムは粒子状になって消えた。すると謎の石だけが残った。この世界に来て初めてモンスターを倒した。


その時、頭の中にあの時の女性の声が響いてきた。


「モンスターの撃破をカクニン。スキル略奪者ガ発動シマス」


そう頭の中で声が響くと、俺の体から黒い手が出てきてスライムの粒子を掴んだ。そしてスライムの粒子が体の中に入ってきた。


「スライムノ略奪ヲ開始シマス」


そう女の声が言った瞬間、体の芯が痛み出した。なんだこれ。体が熱くて骨も痛い。まるで高熱と成長痛が同時に襲ってきたみたいな。俺は苦しくてその場から動けなくなった。そして数分苦しんだ後、またあの声が響いてきた。


「スライムノ略奪をカクニン。スキルト能力値ノ吸収ガ終了シマシタ」


そう女が言うと声は聞こえなくなった。気付けば体の痛みが消えている。

「吸収だと?なんだそれ。略奪者のスキルが発動したのか」俺は何となく自分のステータスを開いた。するとスキルの欄に【弱酸】が追加されていた。そして、1番驚いたのは能力値が 攻撃力25 防御力35 俊敏28 魔力35 体力23と上がっていた。まさか、略奪者ってのは倒したモンスターのスキルと能力値を吸収できるのか?そしてレベルも2に上がっている。だが、レベルが1上がるだけでここまで能力が上昇するものなのか?俺がやってたゲームだと1上がるぐらいで10も20も上がるものではない。もしかして、レベルアップの上昇値にプラスしてスライムの能力値が追加されたのか?能力値もスキルも自分のモノにできる【略奪者】のスキル、かなりのチート性能じゃないのか?だが、これで分かった。【略奪者】はモンスターを倒す事で発動するらしい。


だとすれば、これからすべきことはモンスターを倒して倒して倒しまくってスキルと能力値を奪いまくる。そうやって結衣を守りきれるくらいまで強くなる!


そう考え俺はその後、周辺にいたスライム達を狩りまくった。そうやって俺はステータスとスキルは増やしまくった。

何匹か倒して分かったがスライムでも個体によってスキルや能力が違うらしい。つまり、一回スライムを倒したらこれ以上別のスキルを獲得するのは厳しいと思っていたが、スライムだけでも数種類のスキルを獲得できた。

【スキル:弱酸 初級水魔法 軟体化】攻撃力98 防御力108 俊敏95魔力105 体力115

全体的にバランス良くステータスが上がってくれたな。それに初級水魔法も手に入れられたし。魔法まで略奪できるとは思っていなかった。やっぱ俺のスキル、かなりのチートか。


その後、草原を歩いていると大型犬サイズのオオカミ型のモンスターが出てきた。日本じゃオオカミはかなり危険指定された動物だったしスライムと違って油断できないな。その時、初級水魔法を獲得したのを思い出した。コイツなら実験に丁度良いな。

だが、魔法ってどう使うんだ?この世界に来て、魔法なんて見たことを使ったこともない。あるのは、前世で読み漁ったマンガとゲームの知識だけ。

「魔法なんて使えるのか?」

だけど今はそんな事を言ってる場合じゃない。一つ選択を間違えれば死ぬ。俺は頭の中で前世の記憶もまじえながら自分なりの魔法を想像した。水は量が増えれば増える程重くなる。中学で習ったが、水は水素と酸素の2種類の原子を組み合わせた水分子から作り出されている。だったら水分子を大量に生成。おそらく物質は密度が上がれば上る程、当たった時の威力が高くなる。だとすれば大量に生成した水を球体に圧縮するとイメージで。そう想像した瞬間、手が光って目の前に魔法陣が出てきた。俺は魔法陣に手をかざした。その瞬間、魔法陣が強く光って水の球体が発射された。

「キャオーン」オオカミは鳴き声をあげながらその場に倒れ、粒子状になったものを略奪者で吸収した。

魔法ってのは想像する事で発動するのか?でも、このオオカミが水が生成される過程を理解しているとも思えない。

魔法についてはしっかり学ぶ必要があるな。


「スキル咆哮ト初級雷魔法ヲカクトク」


「今回は咆哮と初級雷魔法か。どっちもなかなか使えそうなスキルだ」

「ただ、考えてみたらこのスキルを先に使われてたら俺は死んでたかもな」

そう考えるとあの場で瞬時に判断したのは正しかったみたいだ。能力値もかなり上がったし。

攻撃力125 防御力115 俊敏108 魔力120 体力128

攻撃力の上昇率が高いな。モンスターによって上がりやすい能力値も違うのか?スライムはバランス良く上がったけど今回のモンスターは攻撃力が上がりやすかった。今後はそこら辺も考えて討伐するか。


俺はそんな事を考えながらギルドに帰った。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 型にはまった作品で、テンプレートに沿って進むので安心して読めます。 また、独自の要素としてある、同種のモンスターでも獲得能力に個体差がある点や種ごとに突出した能力がある点が斬新で良いと感じ…
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