ベラース王国に赴任して半年・・・
春先になって、モンスターも餌を求めて活発になってくる頃で、冒険者の仕事が増えてくる季節のようやな~。
わん、キャン、わふ、
だいぶ身体の大きくなった三匹に、狩りを教えるのと、姫様に内緒で毒のこと嗅ぎ分けれるよう、教えてるところやで。
僕も経験ないんで、見よう見まねです~。
リース「向こうにラージボア」
先行してたリースが三匹よりも先に獲物を見つけたようだ。
キイチ「ルー、キャン、マリー、ゴウや!」
三匹は僕の命令で飛び出し、リースがその後をついてく。身軽やな~リースは、
ブキィイイイ!
三匹の若い狼に襲われて、ラージボアも。
リース「・・・・くる」
直ぐに戻って来たリースの言葉どおり、がさごそ灌木を突っ切る勢いで、大慌てで、逃げたしてきたようやで。
三匹は教えた通り、罠の方に誘導しとるし、連携も
取れてる。
うん教えたことよ~く覚えてるわ、仕掛けた落とし穴に落ちたラージボア、僕は素早く槍を構え。ラージボアの耳の後ろにツブリとひと突き、
ブギィイイイイ!?
断末魔の悲鳴を上げたラージボア、
わお~ん、あおおお~ん、わおおお~ん!
三匹の勝利の雄叫びを上げた。
僕はそれを【解体】してから、内臓だけを取り出して僕とリース用に焼いたものを先に食べてから、新鮮な生と焼いたものを三匹にも与える。
『『『アグアグ、ハフハフ』』』
実に嬉しそうに食べていた。こうした新鮮な内臓と焼いたものを交互に食べてる。
食べ終わったら水を与え、しっかりと褒める。
犬や狼は序列を大切にする生き物や。僕はこの群れのボスとして接していた。
キイチ「ルー、キャン、マリー、ご苦労様」
三匹を誉めて沢山撫でてやると、とても喜んでいた。
僕は群れのボスであると同時に、彼らの飼い主でもあるので、狩りと普段では扱いも分けるようにしていた。
そのおかげか、狩りを遊び、家にいる間は家族を守る物と理解してるようだ。
そろそろ大腿骨も溜めてますで~。
犬は噛むものが好きやからな~、硬い骨はまだ早いから、乾燥させた魚を与えるようにしたったで。
あと、噛めるオモチャもやな~。直ぐにボロボロにしてまうが、一緒に遊ぶ事が大事です~。
こうして3日に一度は、狩りに連れ出すようにしとるで、みんなのストレス発散にもなるようやしな~、ほらみてみい尻尾が千切れんばかりに揺れてるで。
でも最近は、家におると野生を何処かに捨ててきたんか?、心配になる寝相で、リースと寝とる事がある。
あれをみとるから、凛々しい顔をしとる今が、ふりかな~とか考えてしまうんは、僕ら関西人の悪い癖やな~。
リース「そろそろ帰る」
キイチ「そうやな~。みんな帰るで~」
わん、キャン、わふ、
三匹と一緒に僕は屋敷に戻った。
軽いランニングした後、三匹の手足を洗ってやり、屋敷の中に戻った。
明日はマリーを城に戻すんやが、嫁さんのお腹も大きくなってるさかい、僕が登城する訳です。
そうそう、もう少しすると。じいさん達がこっちに来る。
手紙が来たんで、嫁さんも嬉しそうに何度も手紙読み返してたわ。
午後は嫁さんとお出かけです~。
子供用の産着を幾つかお願いしたり、気晴らしに花壇の手入れと、小さな菜園作った。
例のバイオ肥料、凄まじいな、
あれ・・・、アーサー皇太子に見つかって、
ベラース王お呼ばれしました。
ごっつうお願いされたんで内緒やで、ゴブリンから作るバイオ肥料のことと、バイオ肥料小屋、プレゼントしたったわ。
めっちゃ感謝されて勲章貰ったよ。
意味は知らんがな、貰える物は貰うそれ僕です~。
でまたバイオ肥料小屋を作った訳やな~。
早速バイオ肥料使って、農業始めたんやが、通常の倍の早さと沢山の身を、小麦は穂を垂らしてるようですわ。
ベストリアーネ「あなたお帰りなさい~、みんなも楽しかった?」
わん、キャン、わふ!
三匹は嫁さんの前に並んで、きちんと挨拶していた。
うん、みんな頭ええで~。
ベストリアーネ「あなたお願い出来ます?」
キイチ「任せとき」
少しお腹も目立つようになってきた。
足のむくみ、腰の疲れが出るので、僕は前世の記憶から薬草を用いた足湯を大きな桶を用意してみたんや。
【水操作】の水流を作り嫁さんを後ろから抱きしめながら、施すと安心して程なくうとうとし出した。
ベストリアーネは初産である。色々と不安なんやろうな、僕は男やから、よう分からん感情やな。
嫁さんが寝入ったので、『吸水』して水気を取ってから、お姫様抱っこして、僕らの部屋に運んだ。




