うちの旦那様はおかしい!
━━━翌朝。
ベストリアーネ
騒がしい声が聞こえて来てきましたわ、ベストリアーネは、目を覚ましながら、夫の体を探した。
ベストリアーネ「あら!残ね~。もっと一緒に居たかったのに~」
先に起きた夫が、何か始めたのか、騒がしいのを。
妻のベストリアーネは、よ~く理解していた。
『おお~!』
『こんな短時間で屋敷が・・・』
『なんと幽霊屋敷が・・・』
なんとも不穏な文言も耳にしたが、昨夜の残り香を綺麗にしてから、ゆっくりとお湯に浸かる。
ベストリアーネ「ふう~、旦那様の家は全部マジックアイテム仕様ですから~。24時間何時でも入れる風呂はいいですわね~」
こんな生活をしていたら、元の生活なんて考えたくもないわね~。
さっぱりして、リビングに行くと、
わふ、キャン、わん、
小さな家族達が出迎えてくれた。
ベストリアーネ「ご飯食べた~?」
わん、キャン、わふ、
よく分からないけど体を擦り付けて来てなにやら擦り付けて来た。
ベストリアーネ「お外に行きたいのね~」
わふ、キャン、わん、
私の問いかけに元気に答えた。案外そうなのかもね。
うちの旦那様は、牧羊犬と間違えてたけど、この子達は、ランドウルフの子供達で、子供の頃から育てると従順になるわ、
ウフフ可愛い・・・♪
しばし癒しの時間を楽しんだ。
§§§×§§§
アマリリス
うちの旦那様は、おかしい!、
はっきり言って異常ね。
こんな口の悪い出来損ないの私や、欠点しかない猫の獣人を雇うなんて、変態かしら?、
でも奥様は好い人、だってリースが懐いてるから、旦那様はよく分からないわね~。
リースを愛玩動物のように可愛がりながらも、しっかり出来ることをお願いしていたし。
私達に新しい服、装備も与えてくれている。私なんて高価なアイテムボックスベルト貰えたのよ?、
信じられる?、
そんな雇って直ぐなのに大丈夫かしら、ああ~、そんなにお金使って、えっ、大金貨は小銭。そんな訳ないでしょ!、バカなのうちの旦那様は!、
高価な防寒着、替えの洋服も沢山買って貰っちゃった♪、えへへへ、ハッ、そっ、そんなことで騙されないからね。
まあ~、しょうがないから、旦那様には私がいないとダメそうだしね♪。
翌朝、目を覚まし外に出て絶句。
アマリリス「うちの旦那様は、絶対に!、おかしい・・・・、はあ~」
アマリリスの思いは伝わるのか、それは別の話。
§§§×§§§
僕はやりきりました!、やってやったぜ!。
地下一階、地上二階建ての豪華な屋敷を建ててやったがな~。
どや顔←後悔はありません!
アマリリス「うちの旦那様は、絶対に!、おかしい・・・・、はあ~」
失礼な、僕は褒められて伸びる子なんなで?、もう、褒めて下さい!
わん、キャン、わふ、
ベストリアーネ「あらあら、私達にふさわしい屋敷ができたわね~、あなた♪、ウフフ」
キイチ「そうや~、人も雇わなあかんな~、これからアマリリスはメイド長やな~」
アマリリス「なっ、何を言い出しやがりますか、旦那様は!」
キイチ「大丈夫や、アマリリスのこと信用してるさかい、自分のやり易いようやったらエエわ、あと家具はみんなにお任せやで~。自分の部屋のも頼んだらエエで」
ベストリアーネ「あらあら、ウフフ楽しそうね」
キイチ「リースは寝床、好きな所に、幾つかのお昼寝スポット作る予定や、寝心地のエエソファー幾つか選んだって、嫁さん」
ベストリアーネ「分かってますわ。旦那様♪」
朝弱いリースは、きっと日当たりの良いとこ見付けて寝ている筈である。
ソファーは、リースが起きてからになるが、家具は、この後皆で出掛けて、自分の好みの家具を配置して貰った。
洋服は秋物、冬物を出して貰い、アマリリスに手伝って貰ってる嫁さんを置いて、僕は商業ギルドに顔を出してから、鉄、銅、銀をぎょうさん買ってた。
それから木工・木こりギルドに寄って、珍しい木材を買ったり、この辺りで珍しい幻の薬草のはなしとか聞いたり、女神教会で寄付序でに、スクナ様に結婚して幸せに生活してること感謝した。
薬師ギルドは無いが、魔女と呼ばれる組合の様なものがあると知って、お邪魔して、薬草図鑑を購入した。大金貨15枚と高価だが、珍しい幻の薬草とかも載っていたので、安く感じたくらいだ。
魔女「ヒヒヒヒヒ!、変なお客様だね~、幻の薬剤図鑑なんて買ってどうするんだい?」
キイチ「いや~、僕はアーペル王国の貴族やねんけどか~、貴族になる前に自分の生まれた国で行われた成人の儀式ってのがありまして、くじ引きに当たって、転移の魔方陣に乗るんですわ~」
魔女「ヒヒヒヒヒ、未だに転移の儀式魔方陣が残ってるとは驚きだね~」
キイチ「問題は、その魔方陣壊れてましてな~、何処に飛ばされるか謎です~」
魔女「ヒヒヒヒヒ!、そら酷いね~」
そうでっしゃろ?、キイチは溜め息混じりに肩を竦めていた。
キイチ「で、飛ばされたのが黄昏の森ちゅう、危険地帯でした。あっ、それを知ったんはつい最近です~」
魔女「ヒヒヒヒヒヒヒ!、なんとまあ~、よく生きてたね」
キイチ「僕の国の六割はアイテムボックス持って生まれます、さらに僕は水魔法と鑑定が使えたんで、何とか、でも転移して最初にみたんが、でっかい蜘蛛の巣の真ん前で、死ぬかと思いましたわ~」
これには長く生きていた魔女も爆笑してました。
魔女「いや~、笑わせて貰った。そうだ。この国にしばらく居るようなら杖でも作れるようになったらどうだい?、良いものなら買うよ!」
キイチ「ほ~う、面白そうでんな~」
ニヤリ魔女は、分厚い三冊の本を並べて、
魔女「白金貨三枚だよ」
キイチ「ではこれで」
あっさり買ったキイチに魔女は、フリーズした。
魔女「こりゃまいったね~、あんた金持ちだったのかい?」
キイチ「これは良いもの買えたお礼やで~」
黄金蜂蜜、蜂子供、卵、ロイヤルゼリー、蜜蝋の豪華なセットを置いていく。
魔女「こいつは・・・」
キイチ「なあ~に、半値でこの本売ってくれたお礼です~、商人は目利きできてなんぼです~」
ニヤリとキイチが笑えば。
魔女「キイチと言ったね。わたしゃロザリーと言う長生きの魔女だよ」
キイチ「これはご丁寧に、僕ほアーペル王国の貴族の末席におります。キイチ・アサマ・ポートレールと申しますしがない商人で冒険者ですんで、キイチか兄ちゃんとでも呼んで下さい」
ロザリー「ヒヒヒヒヒヒヒ!?、面白い貴族がいたね、よしキイチ覚えたよ」
面白い魔女のおばはんと仲良くなって僕はご機嫌です~。




