山羊の名前はドルフラング二世
大山羊の面倒を天の川とリースに任せていたら名前が決まった。
リース「ドルフラング二世に決まった、ブイ」
どうも僕が教えたじゃんけんで負けたようで、アマリリスが不貞腐れていた。
こればかりは仕方無いなあ~、諦めなはれアマリリス。
まあ~その代わりやが、デザート大盛にしたるさかいな、はあ!、足りないって。お前ドンだけデザート食うんやねん!
それからベラース王国の王都まで、わん、キャン、くう~ん、めえ~、騒がしくも嫁さんとリース、アマリリスも喜んどるようで何よりやで!
なんやかよう分からんが、一匹僕の膝から降りん子がおります~。
ほどほどに可愛がりましたが何か?、僕も動物嫌いやないしの。
それから10日掛けて、山間の道をのんびり進んでく、幾つかの町で宿を取って休んだりしたけど、山間の平坦な土地が少ないせいか、人が住まう場所は決まっていた。
無論少し離れるとモンスターがぎょうさんおるようや、多いのは狼、熊、どこにでもおるゴブリン、オーク、オーガが有名どころやな~。
そうそうこの世界にもダンジョンや古の遺跡なんてのもあるようで、
やがて大きな都が見えて来ました。
§§§×§§§
《ベラース城》
ユーリア・アーペル・ジオムス元第一王女
昨年生まれた国を出て、隣国ベラース王国の皇太子と結婚した私。
これから幸せになるのだと夢を抱いた。
それがあんなことになるとは、
ユーリア「・・・・・・・」
すっかりやつれてしまった体は、
長々と、呪いに蝕まれたせいでまだ回復しない。
様々なことが脳裏を駆け巡る。
ソマリ「姫様、後数日で、使節団が到着するそうです」
ユーリア「そう・・・」
また何人か、私の側を離れてく仕方無いこととはいえ寂しく感じるのもまた真実です。
それもいつか慣れてしまうのかな・・・
ユーリアはそっと溜め息いているが、
数日後、この時のこと逆に懐かしく思う毎になる。
§§§×§§§
サージェスさん達ベラース国境兵の護衛の後に、使節団であるレウス子爵筆頭、新任大使ダオスっていけすかない貴族が、ベラース王国の民に親善大使として来ました。
そう言わんバカりに満面の笑顔で声援に答えてる様を見て、犬の糞でも踏んづけた気持ちになったキイチ、
キイチ達は、交代要員であるためそのまま滞在する古い屋敷まで案内された。
案内人「此方になります」
アマリリス「旦那様、ボロボロでやがります、です」
リース「・・・・・zzz」
わん、キャン、わふ、
キイチ「ここ壊して、立て替えても構いませんか~?」
案内人「はっ、好きにどうぞと許可を得ています」
キイチ「では、此方に同意書にサインお願いいたします。後程どのような文句も言いませんとね」
キイチの不敵な笑みに戸惑う案内人は、躊躇いながら、サインをしていた。
それから去ってく案内人を横目に。
キイチ「嫁さん、あの辺りきれいにしてくれるやろか~」
ベストリアーネ「フフフフ、悪い旦那様だ♪、私はそんな所も愛してるぞ、任せるよ!」
愛用の長剣を荷物から引っ張り出して、鬱蒼と生えてる雑草と雑木林を刈っていく。
アマリリス「旦那様、ドルフラング二世の小屋が必要だ、どうするつもりだ。です」
キイチ「うむ、まあ~この壊れかけた馬小屋を仕舞うか」
壊れかけた馬小屋をアイテムボックスに仕舞う、
携帯してる馬小屋を出した。
キイチ「これでいいだろ、馬車も隣に入る。餌は飼い葉のほかに岩塩も与えといてくれ」
アマリリス「・・・・・・・・・・」
ポカ~ンと呆けてるアマリリスに飼い葉を手渡したら、ハッとした。
リース「旦那様、リースは?」
キイチ「リースは子犬と遊んでてくれるかな?、その間に家を用意しておくから」
コクン、可愛らしい容姿のリースだが、無表情であった。これで笑ってくれたらどんなに魅力的なんだろうかと思う、美少女だ。
ベストリアーネ「これでいいかな旦那様?」
ちょうど庭だった場所にぽっかりと広場が出来ていた。
キイチ「おっ、流石は嫁さんや!」
ベストリアーネ「当然ですわ!」
広場に一軒家を出した。
これには新しく雇ったばかりのアマリリスは、びっくりしていた。
わん、キャン、わふ、
三匹は大興奮である。
キイチ「今日はゆっくり休んで、明日屋敷の解体したら、土地の整地して新しく屋敷を建てたるわ」
戸惑う子犬用に小さな小屋を玄関の中に作ったら、子犬達は嬉しそうに犬小屋の中に固まって寝てしまう。
僕らも風呂に入り旅の垢を落として、今まで我慢していた美味しい手料理をぎょうさん用意した。
アマリリス「うちの旦那様がおかしい!、下手な高級料理店よりも美味しいのは理不尽、です」
ムムムム言ってるわりに。口にソース付いてるし、おいリース、猫のような髭が付いてるで?、えっ、拭いてくれやと、はあ~仕方無いな~。
手間の掛かる妹の世話をしてる気分やな~。




