領街ロンド
━━━二月後
一月前ですが~、僕は嫁さんと領街ロンドで結婚式上げました。
その時の嫁さんはあんまりに綺麗で、僕は見とれてました。
嫁さんはえろう照れてましたで~。可愛かったわ~。
ノロケはこの辺でええやろか?。
僕も恥ずいねん勘弁したって下さい!。
案の定と言うか、じいさんはまた王都に呼ばれたようです~。
ポンプのことで誉められたそうで、騎士爵と準男爵の命名権利をもろうたみたいやで~。
僕には関係在らへんけどな~。
それから綺麗にリストアされた船七隻は、伯爵様に貸し出しました。
僕には後四ヶ月くらいで上がる船が在りますんでな!。
それから嫁さんと二人で商人の僕と冒険者の嫁さん二人で、新婚旅行に行ってきました!。
色々事件もありましたが、楽しい思い出ですわ!
ベストリアーネ「旦那様、旦那様、キイチ!」
なんや慌てて、
ベストリアーネ「たっ、大変だ!、姫様が、姫様が!」
おとん、おかん、どうやら僕に安息日は無さそうです~。
血相変えた嫁さんにお姫様抱っこされ、恥ず、めっちゃ恥ずかしいんやけど、どこ向かってますんや?、
困った僕と血相変えた嫁さんを避ける使用人さん達、
ミィシャ「ハワワワワ、奥様大胆ですよ~」
ミィシャちゃんそれは違うで~。
バハヌスのお屋敷で使用人見習いしていた。ミィシャちゃんは正式に僕が嫁さんの側付きとして雇いましたで、
それはそうと嫁さんや~、このままやと、じいさんの執務室に突入やで~。ええんかいの?
僕ですか?、もう無我の境地です~、好きにしたって下さい。
§§§×§§§
急を告げる伝令を下がらせ、ベストリアーネに婿殿を呼びに行かせてある。
そう時間・・・・。
ベストリアーネ「お祖父様!?、キイチを捕獲して参りました!」
行きなりドバンと扉を開け放ち現れた孫娘は、諦めの顔した婿殿をお姫様抱っこして登場した。
思わず頭を抱えていた。
ランドール伯爵「どうしてこうなった?」
理解がもはや不可能であった。
ソーニャ「あらあら、ベストリアーネは婿殿が大好きなのね、ウフフフ♪」
ソーニャ伯爵婦人が入って来て、興奮してる孫娘を見て笑ってました。
流石は嫁さんのお婆様です~。
ベストリアーネ「へっ、・・・・ハワワワ」
ようやく気が付いて、羞恥に真っ赤になっていた。
キイチ「とりあえず嫁さん、僕は愛してるで」
唇に啄むようなキスをしたら、
ベストリアーネ「だっ、旦那様・・・、私もですわ」
うっとり瞳を潤ませていた。
ランドール伯爵「ごほん、まあ~、なんだ夫婦仲がよくて何よりだ」
ソーニャ「あらあら、曾孫もそろそろかしらウフフフ♪」
ハッと我に返った嫁さんは、首まで真っ赤になって可愛いかったで~。
みんなでからかうんのもここまでやな~。
ランドール伯爵「ごほん、婿殿を呼んだのはな、姫様に関わりがあってのことだ」
キイチ「姫様でっか?」
そう言えば、昔嫁さんは、元近衛騎士で姫様の護衛をしてたと聞いた覚えがあります~。
じいさんの話では、昨年。
ユーリア・アーペル・ジオムス第一王女様と
隣国のベラース王国の皇太子様が、結婚しているそうや。
それはそれは幸せな二人やったんやが、第二皇子のタンダクーニャちゅうのが、第二王妃に唆され、姫様を呪術師に呪わせた。
隣国ベラース王国とて王城には、こうした呪いを防ぐ結界を張ってたんで、問題無い筈やったんやが・・・、
ランドール伯爵「孤児院視察での・・・」
貧民のおっさんが、僅かな金欲しさに姫様に呪いの針で傷を付けた。
ランドール伯爵「いくら王宮廷魔法使いも匙を投げる凶悪な呪いでな、手足に顔が現れる物だ」
ふ~んと聞いてた僕やけど、どっかで聞いた話やな~と気楽な気持ちでした。
いくら嫁さんの元上司でも僕には関係あらへん。
ランドール伯爵「重く見た陛下は、教会に多額の献金を納め聖女の派遣をお願いしたのじゃ」
流石は異世界、聖女様は居るんやな~。
ランドール伯爵「その聖女様が、先日王都に到着したのだが、とある幻の薬草が必要と仰られての~困っておるのだ。そこで王は有力貴族にその薬草について、知らぬか書簡をよこした」
それがさっきの伝令ですか~。
ランドール伯爵「その幻の薬草を奇異根と言うそうだ」
キイチ「それや!」
行きなりキイチが大声上げて、
キイチ「あった、これのことよな~」
「「「・・・・・・なに!」なんですって~!」」
奇異根『(キーネ)』
奇妙草の根、手足に現れる顔付き物の悪霊呪詛を。治療に使える大変珍しい薬剤。魔力を聖力に変化させる性質をもっている。




